2016.1.10 【日向山トレッキング】2016年は快晴、快適、快感スタート

2016年の登り初めは、山梨県北杜市にある標高1,660mの日向山。
中央高速を走っていくと、南アルプス・甲斐駒ヶ岳の前衛の山として、夏でも真っ白なよく目立つ山が日向山である。
甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳連峰の展望台として知られ、コースタイムは、頂上まで往復で2時間半程度とまことに結構な山である。
今年は暖かいため、冬装備も必要なしということで、登り初めに好適。
日向山より甲斐駒ヶ岳方面を望む

早朝、都内を出、中央高速を走る。
天気は快晴。
富士山をはじめとして、南アルプス、大菩薩、茅が岳、八ヶ岳とどの山も綺麗に見える。
今年は、雨天に悩まされないぞ!と意気軒昂。
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同行のH君の調査によると、日向山への登山の難点は駐車場が少ないことである。
矢立石登山口付近には5台ほどしかスペースがないとのこと。
まあ、行ってみて考えましょう。ということで中央道を降り、山道をぐんぐん登っていく。
道は狭いながらも舗装されており、問題なし。
途中の路肩にも駐車がされており、嫌な予感はしたが案の定、矢立石駐車場は満車。
しかたが無いので、徒歩で10分程度下った駐車スペースにやっと駐車。
その間も、数台の車が昇ってくる。
駐車場所から登山口まで、徒歩で登り返す間に数えた車の数は20台でありました。
ここから先は車輌通行禁止の矢立石登山口
さて、今日の登山コースは、頂上までの往復ピストンだと登り1時間半、下り1時間というお手軽なコースであるが、錦滝を通る周遊コースを取ると、かなり、道が険しく荒れているという事前情報もあり、迷わず錦滝コースを選択する。
平成23年の台風で損傷が激しい林道を登っていく。
荒れた林道を登る
途中、鳳凰三山、甲斐駒が岳などが絶景である。
それにしても、通常であれば、この時期は、真っ白になっているはずなのに、本当に今年は雪が少ないです。
オベリスクが尖ってます。
甲斐駒ケ岳の勇姿。 雪少ない
荒れた林道を登ること45分ほどで錦滝に到着。
凍っていなければ、落差が25mもある大滝である。

今日は、ほぼ凍結しており、オーバーハングしている滝口からは少ないが、水が落ち込んでいる。
錦滝の東屋に到着
滝の底部は完全に凍ってます
アイスクライミングできるかなあ。。。
ここからが、難所であった。
「下り通行禁止、登り通行注意」となっている登山道である。
急勾配で、梯子、鎖、ザイル等でサポートされている。
絶壁を攀じる
通行禁止となっている割には何人かの下山者に出会う。
まあ、禁止するほどの危険度ではなかったのは事実であるが。
40分あまり、苦闘しながら登り詰め、ようやく稜線に出る。
稜線に出てしばらく歩くと、前方が明るくなってきた。
まるで雪原に出たように白いザレ場が出現する。
明るい稜線が見えてくる
花崗岩の砂地は滑る
頂上はもうすぐだ
ついに頂上広場に到着。
一気に視界は開け、目の前は八ヶ岳、振り返れば甲斐駒が岳の絶景だ。
頂上広場に到着
甲斐駒をバックに
八ヶ岳がきれいに見える
甲斐駒もきれいに見える
こんなところを昇ってきたよ
日向山山頂
八ツをバックに
大好きな八ヶ岳をもう一度
急坂を登って来たので山頂に着いた時には暑かったが、しばらく稜線上にいるとさすがに寒くなる。温度計は摂氏2度。
風が吹くと凍えそうになるので、稜線の陰の林に入り、ダウンを着込み、昼食。
今日の昼食はパン
昼飯を食べたり、写真を撮ったりして、気がつくと山頂に1時間以上もいることに気づく。
下山開始である。

ちょっと下ったところに三角点があった。ここが真の山頂であるが、あたりは樹木に遮られているため展望はないし、どうやって測量したんだろう。

下りのコースは、所謂一般登山ルートであるが、稜線をずうっとたどるコースで、綺麗に整備され、勾配もゆるい。
快適なハイキングコースである。ここを昇ってきて、帰りに錦滝へ降りるルートを選択すると、そのギャップに驚くであろう。(通行禁止とするのも理解できます)
登りルートに錦滝ルートを選んで大正解である。

落ち葉を踏みしめながら、あっという間に駐車場まで降りてしまった。
2016年の登り初めは、3時間に満たない実歩行時間であったが、天気も良く、景色も良く、体調も良く、気持ちのよい登山となった。

帰り道でH君の要望もあり、シャルマンワインと七賢酒造により、お土産を買う。
H君はワインの試飲でほろ酔い加減で、とてもご機嫌であった。
シャルマンワイン工場
連休の中日であったが、中央道はさしたる渋滞もなく、「次の山行はどこにしようか?雪山が良いかねえ。」などと、話しながら夕方には、帰宅できたのでした。
甲斐駒が岳(シャルマンワインより)
<山行記録>
日程:2016年1月10日(日) 日帰り
同行者:Hさん
天候:快晴

当初計画:矢立石登山口(9:30)-日向山(11:00)-(昼食)-発(12:00)-錦滝(12:40)-登山口(13:10)

コースレコード:矢立石駐車場(9:22)-登山口(9:30)-錦滝(10:14)-発(10:25)-日向山稜線(11:15)-日向山山頂(11:25)-(昼食)-発(12:30)-登山口(13:15)-駐車場(13:24)

実歩行時間:2時間46分

写真はこちらから「20160110 日向山」

日向山頂上より八ヶ岳方面のパノラマ