2022.11.14 【荒船山山行】寒いが快晴、よもやの絶景!

国道254号より荒船山を見る
今回は荒船山に行ってみた。
航空母艦のような形の山で、結構有名な山であり、遠くからもよく見える山である。
これまで行ったことがなかったのは、以前は登山口までのアクセスにちょっと難があることと、標高が低く暑そうな山だったので登山機会がなかった。

今回も当初、丹沢方面に紅葉狩りに行こうと目論んでいたが、東名の大規模工事の渋滞を避けたいこともあり、荒船山に決定。
「荒船山(あらふねやま)は、群馬県甘楽郡下仁田町と長野県佐久市に跨る標高1,423mの山である。妙義荒船佐久高原国定公園に属している。日本二百名山のひとつ。
周囲の険しい山々の中に平坦な頂上部をもつ山がそびえ、荒波を進む軍艦を思わせることから、その名が付けられたといわれている。
荒船山の北端にある艫岩は荒船山を船に見立てたとき船尾にあたる。頂上部は笹原が続き、緩やかな道が最高地点の経塚山へ続いている。」以上Wikipedeiaより

「頂上台地の南端が最高点の経塚山で、弘法大師が経文を埋めたという伝説からこの名がある。京塚山、行塚山とも書かれている。
また伝説によると、昔、妙義山と浅間山一帯に、デエラン坊という巨人がいて、荒船山を枕に寝て、浅間山をコタツにしてあたっていた。ある朝、噴火口のいろりで煮ていた味噌汁を、ねぼけて鍋ごとひっくり返してしまった。このときの味噌汁が今でも湧き出して、中軽井沢の塩壺温泉になっている。」ヤマケイオンラインより

まあ、とにかく日本では珍しいメサ台地である。
現在は、関越道と上信越道を使えば登山口までのアクセスも問題なくなっている。
写真はすべてクリックで拡大します
「昔から荒船山と呼ばれていた訳ないじゃん。軍艦、空母なんていつからあったんよ。」と思いながらも上越道を北上する。
天気は快晴。絶好の紅葉狩り日和である。
今回も専属歩荷のSM君と同行である。
寄居PAにて朝食
上信越道の下仁田ICで高速を降り、荒船山登山口である内山峠を目指す。
駐車場に着いたのは9時45分。
遅めの到着で、駐車場はほぼ満車。とは言っても12,3台ではあるが。
この時期、休日は6時でも満車とのこと。
山は平日に限るのである。
内山峠の駐車場はほぼ満車
登山開始である
どこにでも熊さんはいるのである
駐車場に着いた時はちょっと雲が出ていて、かなり寒い。
歩き始めると雲は風に飛ばされたのかほぼ快晴となる。
気温は上がらず、おそらく3,4度くらいであろう。
もう、山は冬である。
落ち葉の登山道を行く
紅葉には少し遅かったか
鋏岩修験場跡地だそうである
一杯水 昔の水場である
よく整備された登山道を登る。鋏岩修験場跡、一杯水などを経て、鞆岩に到着。
標高差350mほどを登ってしまえば、もう山頂の台地に到着だ。ここまで1時間15分。
鞆岩・相沢分岐に到着
鞆岩は絶壁の上なので展望は良い。
下を覗くと高度感は結構ある。
ここから落ちてしまった人もいるとのことで要注意である。
八ヶ岳の蓼科山から始まって、北アルプス、浅間山、草津白根、谷川岳、妙義山、赤城山と180度の絶景が展開している。若干、雲が掛かっており残念。
鞆岩からの展望 浅間方面
どこもかしこも見える模様
鞆岩から下を見る 落ちたら命はない
相沢分岐付近
相沢分岐より経塚山へ向かう
鞆岩の辺りは避難小屋などもあり、休憩には良い場所である。
が、ここはとりあえず、最高地点の経塚山に向かう。
ここからはほぼ平らな山頂台地となり、お気楽散策モードである。
30分ほどで、荒船山最高地点の経塚山に到着する。

初冬の山道は爽快
皇朝最古修武之地 石碑である
ナナカマドの実
ススキももう終わりっぽい
気持ちいいハイクだ
経塚山 荒船山最高地点に到着

経塚山に到着したのはちょうど正午過ぎである。
展望はあるものの、木立があり写真撮影には向いていない。
これが、夏だと全く何も見えない悲しい山頂になるのだろうな。
記念撮影して、昼食場所を探す。
結構風が強く、寒いが、専属歩荷のSM君が南斜面の風がない良い場所を探してきてくれたので昼食とする。
木立に阻まれる
快晴だなあ
木の間から八ヶ岳の主峰赤岳が見える
荒船山山頂標識
経塚山山頂標識
今日は寒いのでカップ麺付き
時間と体力に余裕があれば、御岳山、兜岩山方面に足を伸ばそうと考えていたが、時間も体力も余裕はあったが、寒いのと展望にさほど期待ができないので取りやめ、山頂で1時間近くもぐずぐず過ごす。
SM君「帰りは一気に下まで行きましょう!」と元気である。
下山開始。
元気に降り始めたがすぐにコケる専属歩荷

一気に降りる算段であったが、朝方より天候が良くなってきたので、最後に鞆岩に立ち寄る。
すると朝方は雲で見えなかった遠方まですっきりと見えるではないですか。
やった〜〜!
右奥に日光連山、正面に赤城山、正面手前が妙義山
右奥に谷川連峰、正面奥に草津白根
浅間山
正面奥に北アルプス主脈が望める
左から穂高連峰、正面に槍ヶ岳
浅間をバックに
専属歩荷の勇姿
十分に展望を楽しみ、下山を再開。
下山路で浅間を見る
三角峰が先ほど登った経塚山
少しだけ残る紅葉
登山口まで帰ってきた
今日の行程を振り返る
もうほとんど車は残っていない
登山口には2時半過ぎに到着。
駐車場にはもう数台の車が残っているだけだった。
そう言えば、来た時は駐車場は満車に近かったが、山中ではそれほど人に会わず、静かな山行が楽しめた。
まだ時間も早いので「荒船の湯」で汗を流す計画もあったが、寒くて汗もかいてないのでスルーして、調べておいたお蕎麦屋に向かうことにして荒船山をあとにする。
左端が鞆岩の絶壁
さようなら荒船山
下仁田葱天蕎麦@おかた茶屋 旨し
<山行記録>
日程:2022年11月14日(月) 日帰り
同行者:SMさん
天候:快晴

当初計画;内山峠荒船山登山口駐車場(9:35)-鋏岩修験道跡(10:15)-発(10:25)-鞆岩・相沢分岐(11:05)-発(11:15)-経塚入口(11:40)-経塚山<荒船山最高地点>(11:50)-(昼食)-発(12:30)-経塚入口(12:40)-鞆岩・相沢分岐(13:05)-鋏岩修験道跡(13:45)-発(13:45)-荒船山登山口駐車場(14:25)

コースレコード;内山峠荒船山登山口駐車場(10:00)-鋏岩修験道跡(10:40)-一杯水(10:55)-鞆岩・相沢分岐(11:15)-発(11:30)-経塚入口(12:00)-経塚山<荒船山最高地点>(12:05)-(昼食)-発(13:00)-経塚入口(13:05)-鞆岩・相沢分岐(13:25)-発(13:30)-一杯水(13:50)-荒船山登山口駐車場(14:35)

実歩行時間:3時間15分 (コースタイム:3時間40分)
鞆岩からの絶景




2022.9.30 【八ヶ岳 西岳へ】ヘッデン必携ロング山行!

西岳山頂から、南アルプス、富士山方面を望む
八ヶ岳の西岳である。
昨年の阿弥陀岳の山行報告で、「八ヶ岳は、ようやくこの阿弥陀岳で全山完踏である。(実は西岳は登っていないが、あそこは八ヶ岳に入るのかな〜)」と書いている。

「八」という数字には、「多くの」という意味もあり、実際にどの山が八ヶ岳なのかはよく分からんのです。
が、一般的には、編笠山、西岳、権現岳、赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、天狗岳を指すらしい。
永年の相棒のH君とも「今度は西岳に行こうね〜」とよく話していたが実現せずにいた。
今回は、残念ながらソロ山行となったが、西岳を登ることにより、真の「八ヶ岳」完踏としたい。
写真はすべてクリックで拡大します
西岳は「八ヶ岳連峰の南端付近、主稜線から西側に派生した尾根上にある山。隣の編笠山と山容が似ていて、山頂付近は三角錐の美しい形をしている。山頂からは雄大な八ヶ岳連峰や南アルプスが広がっている。」ヤマケイオンラインより

西岳だけに登るのなら、他に短いルートもあり、当初はそのコースを登ろうと計画していたが、急に権現岳に行きたいという人が割り込んできたので、途中まで同行することにし、当初のコースを変更し、観音平から青年小屋を通るコースとした。
これによりコースタイムが大幅に長くなり、どうせなら帰りに編笠山に寄り、夕焼けを拝み、最後はヘッドランプ山行とすることを決意。
八ヶ岳は山道も整備されているので、ヘッドランプで夜中に登山する人も多い。
問題ない。

早朝、都内を出発、予定より早く8時半過ぎに観音平駐車場に着くが、予想通りすでに満車状態である。とりあえず駐車場所は見当たらない。
恐る恐るすぐに上にある未舗装の第2駐車場へ。
すると、なんと他には1台も停まってな〜いじゃあ〜りませんか。
専用駐車場なのであります。
観音平専用駐車場
8時50分。出発である。天候は予報通り快晴である、
帰りも同ルートになるので、暗くなった時のチェックポイントを確認しながら登る。
まずは青年小屋を目指す。
途中、何組かの先行者を追い抜きながら編笠山と青年小屋の分岐である押手川に到着。
休憩してる人達もいるが、ほとんどは編笠山方面に行くようだ。
私と同行者の専属歩荷に格上げとなったSM君は、青年小屋方面に進む。
雲海付近 快晴だ
岩が多くなってくる
青年小屋に道を取る
樹林の間から編笠山が覗く
11時45分。「遠い飲み屋」と看板が掛かっている青年小屋に到着。
予定より1時間ほどの先行と絶好調継続である。
青年小屋に到着
バイオトイレ完備100円也
左に行けば西岳、右に行けば権現岳
とりあえず軽食を摂り、予定通りSM君は権現岳(2,715m)へ私は西岳(2,398m)に向かうことにする。
ここからはソロとなる。
12時過ぎに青年小屋のテントサイトを通り抜け、まずは冷たくておいしい水で有名な「乙女の水」に到着。
この水場は、数年前の台風で壊滅的な被害にあい、今も爪痕は残るが、水場自体は復旧しており、夏の終わりの今日も美味しい水が湧き出ている。
もともとは「編笠小屋」の小屋番だった宮澤源治氏が、この水場を「乙女の水」と命名。「編笠小屋」も「青年小屋」と改名したとのこと。
この青年小屋と西岳の縦走路も宮澤氏が開拓、「源治新道」となった。
乙女の水 修復されてはいるが
西岳へ続く樹林帯
静かな良い道だ
これが八ヶ岳ですよ
編笠山
権現岳 険しい 登れるのか
シラビソやシラカバの樹林帯の源治新道を進む。
登山者も全くおらず、まさに静かな八ヶ岳の樹林帯である。
緩いアップダウンもあるが、概ね稜線を歩いていくため快適に飛ばせる。
最後の西岳への登りを終えるといきなり展望が開け、50分ほどで西岳山頂に到着する。
気がつけば西岳山頂(セルフタイマーです)
編笠山の稜線の向こうに富士山の頭
編笠山
中央アルプス方面は雲の中
権現岳の全貌
稜線からチラチラとは権現岳や編笠山が見えていたが、この山頂の展望はすごいよ〜
富士山や南アルプス・中央アルプス方面には雲が沸いていたが、まずまずの展望であった。
誰もいない山頂でのんびりと休憩。
咲残りのマツムシソウ
さて、西岳にお別れだ
再び八ヶ岳を堪能する
白樺の樹林帯を往く
権現岳も晴れているなあ
山頂で30分ほど休憩していると、権現岳方面から「なんとか着いた!大変だった。」と連絡あり。
私も青年小屋まで戻ることにする。
帰りがけに終わりかけではあるが、マツムシソウを発見。
ここまでトリカブト以外の花はあまり見かけなかったが、西岳の山頂だけにマツムシソウは咲いていたのでした。
戻りの道では、数人のソロ登山者と出会い情報交換などをするが、概ね静かな山行であった。
青年小屋のテントサイト
赤提灯の掛かる飲み屋です
今日のランチ
14時25分に青年小屋まで戻り、コーヒーを沸かして、昼飯を食べていると SM君が権現岳から戻ってきた。
思ったより早い到着。相当頑張ったのであろうな。
この後の行程を考えても、予定時間よりは1時間ほど先行しているので、長めの昼休憩とする。
私の方は、ここまでの行程に余裕があり、休憩ばかりしていたのでさほど消耗していない。
SM君は嫌そうだったが、「さて予定通り、編笠山に登って帰ろうか。」
青年小屋よ、さらばだ
こう見ると権現岳が八ヶ岳の主峰にも見える
午後3時過ぎに青年小屋を出発。
編笠山を経て、観音平まではざっと3時間強のコースタイムである。
午後6時頃の下山を想定する。
この辺りの日の入り時刻は、17時42分。(東京より15分ほど遅いのである)
やはりヘッドランプ下山となるか。

岩場はイヤ〜。だの、へばってる。だの、足が笑ってる。だのブツブツ言ってる専属歩荷SM君をなだめながらも25分で編笠山山頂(2,524m)に到達。
時間がまだ早く、夕焼けの編笠山とはいかなかったが、なかなかの景色を楽しむことができた。
バテてる専属歩荷のSM君
まだまだ元気だ
南アルプス 晴れないなあ
八ヶ岳核心部 阿弥陀岳、雲の中の赤岳、そして権現岳
曇ってきた権現岳 さようなら
あとは観音平までひたすら下るのみである。
編笠山はまだまだ晴天
蓼科山、北横岳がよく見える
諏訪湖方面も晴れている
推手川までは、岩場が多く、なかなかスピードは出ないが、その後は朝登ってきた道となる。
次第に傾いていく夕日と競争になった。
雲海を過ぎたあたりで、私が新調したヘッドランプを点灯。SM君もそれに倣う。
まだ、少し明るさが残っているが、まあ、専属歩荷ヘッデン登山の練習である。
だいぶ陽が傾いてきた
もう秋だなあ
樹林に最後の木漏れ日が
日没と競争だ
青ヘッドバンドで先を急ぐ
ヘッドランプ使用開始
前を行くSM君のヘッドライトのバンドは青。
「あきさみよ〜!」
後ろから見ると、まるでチムドンの賢秀のごときヘッドバンドである。コスモパワーで歩いているのか?
ちなみに賢秀のヘッドバンドは「マグネット・オーロラ スーパーバンド !一番星」という名前だそうである。
しかも、本日が「ちむどんどん」最終回の放送日であるよ〜

ということで、SM君改め賢秀が「なんくるないさ〜、にーにー、ついたよ〜」と叫んだ時は17時40分。
まさかや〜日の入り2分前に到着である。
来た時と同様に駐車場に他に車はなく、賢秀やりたい放題である。
着替えているうちに、あたりはすっかり暗くなり、寒くなってきたので登山終了である。
あたりに誰もいないので脱ぎ散らかす
あっという間に真っ暗に
下の駐車場は小屋泊りの車が残っている
今回は、難易度はさほど高くないが、コースタイムの長い登山となり、それなりの準備をして臨んだ。
天候も気温もほど良く、体調も好調で、結果としてコースタイムより1時間以上短い歩行時間となった。
また、当初予定したルートを踏破でき、累積標高差約1,700m、歩行距離20km超の行程をトラブルなく終えることができたので大満足である。

専属歩荷SM君改め賢秀も「いっぺ、ちむどんどんしたよ〜」と喜んでました。
(一部、本家と同様適当な脚本と台詞回しでお送りしたことを謹んで謝罪します。)

<山行記録>
日程:2022年9月30日(金) 日帰り
同行者:基本ソロ(一部SMさんと同行)
天候:晴れ

当初計画;観音平駐車場(9:25)-雲海(10:25)-発(10:30)-押手川(11:20)-発(11:30)-青年小屋(12:40)-(昼食)-発(13:10)-西岳(14:10)-発(14:30)-青年小屋(15:20)-発(15:30)-編笠山(16:00)-発(16:10)-押手川(17:10)-雲海(17:50)-発(18:00)-観音平駐車場(18:45)

コースレコード;観音平駐車場(8:50)-雲海(9:30)-発(9:40)-押手川(10:20)-発(10:30)-青年小屋(11:45)-発(12:10)-西岳(13:00)-発(13:30)-青年小屋(14:25)-(昼食)-発(15:05)-編笠山(15:30)-発(15:40)-押手川(16:30)-発(16:35)-雲海(17:05)-発(17:10)-観音平駐車場(17:40)

実歩行時間:6時間35分 (コースタイム:7時間45分)

西岳より、編笠山南アルプス方面を望む

権現岳から編笠山を望む (SM君写)
権現岳から西岳を望む (SM君写)