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杓子山山頂から富士山を見る |
あけましておめでとうございます。
「新年の最初は今年も富士山を見に行きましょう」と自称ピークハンターSM君からお誘いがあり、ほぼ4ヶ月ぶりの登山となった。
2023年は諸般の事情もあり、7回しか山に行けておらず、ほぼ引退状態となってしまっていた。
今回ようやく復帰できたので、これを機に2024年は、なんとか毎月1回の山行を実現したいものである。
今回の目的地は、山中湖の近くにある杓子山(1,598m)である。
「杓子山(しゃくしやま)は、山梨県の富士吉田市、都留市、忍野村の境界に位置する山。標高1597.6m。道志山塊に属し、山梨百名山、都留市二十一秀峰の一つに選定されている。山中湖の北、忍野村の北面の山。杓子山を林道から眺めると、大きなガレが目につく。シャク=地崩れで、これが名前の由来だと言われている。山頂からの富士山の眺めの良い山の一つ。眼下には、忍野集落が広がり、箱庭的な景色が展開する。」 Wikipedeaより抜粋
富士山の眺めがよく、山頂にはオシャレな看板と鐘があり、ダイアモンド富士の名所とかで、土日は山チャラ男山ガールで激混みの恐れがある。
今日は幸いにも平日しかも快晴の登山日和である。
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写真はすべてクリックで拡大します |
当初は、
不動湯先の駐車場からの杓子山最短コースを考えていたが、愛車が最低地上高が低い上にノーマルタイヤのため(チェーンは持ってます)、舗装道路上にある鳥居地峠の駐車場を選択し、少々ロングコースとなるが高座山を越えていく周回コースを行くことにする。この案には自称ピークハンターも賛成であろう。
あまり朝が早いと路面凍結の恐れもあるので、9時頃の現地到着を目指す。
中央自動車道の富士吉田/河口湖線を進み、富士吉田西桂スマートIC で降りると杓子山の登山口である鳥居地峠までは20分ほどで到着。
8台ほど駐車できるという駐車場には2台の先行車がいた。
もう9時近いのに空いている。やっぱ平日で正解である。
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鳥居地峠の駐車場に着く |
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登山ルート案内板 |
9時ジャストに登山開始。まずは高座山を目指す。
登山ルート案内板を見ると杓子山は「360°パノラマ 富士山全景展望 杓子山(天空の鐘)」とある。
頂上の鐘は「天空の鐘」という素晴らしいもんだということがわかる。
しばらく歩くとカヤトの道となる。
すでに富士山も姿を現す。
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すぐに霊峰富士が見えてくる |
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カヤトの登山道を行く |
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両側に壁のようなカヤト 中央はPH |
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地面は一面の霜柱である |
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高度を上げると富士山全景が見える |
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もうすぐ高座山 |
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登山道は霜柱サクサク |
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高座山でほくそ笑む自称ピークハンター |
高座山には1時間ほどで到着。
山頂は狭いが、富士山はすぐそばだ。雪を被った南アルプスも主稜線が望める。
高座山は「たかざすやま」と読み、標高は1,304mだ。
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下には忍野村、中段は北富士演習場 |
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遠くに南アルプス主稜線 |
ここからは本格的な山道となり結構な急勾配。
しかも、気温が上がりドロドロの道が続く。
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不動湯への分岐 大権首峠 | 杓子山はもうすぐか? |
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私は実はこの辺りから、4ヶ月のブランクによる体力不足から言葉少なに写真少なになる。
どうにも足が上がらず、悲しいことにピークハンターに追いつけない。
ヘロヘロである。
それでも11時40分。
「着きましたよ〜」とかなり上の方からピークハンターSM君の元気な声が聞こえた。
最後の登りをなんとか登り切り、標準コースタイムより少し遅れて、杓子山の山頂に到着する。
天空の鐘があった。
山頂標識となっている「天空の鐘」は杓子山と標高がデザインされておりオシャレであります。
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杓子山 天空の鐘 |
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なんとか山頂に立つ |
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絶好調の自称PH 富士山も大きい |
とりあえず記念撮影をして、周囲の絶景を見回す。
南アルプス、八ヶ岳の一部、愛鷹山、天城山、奥多摩まで見渡せ、まさに360°の展望である。
天気も雲ひとつない快晴で自称ピークハンターは大満足である。
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南アルプス 聖岳から甲斐駒までほぼ全山見えます |
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左から聖岳、赤石岳、荒川岳 |
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白根三山もばっちり |
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これは八ヶ岳。編笠と権現しか見えません |
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南アルプス主峰 北岳の勇姿 |
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今日の主役 富士山 |
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夏の登山道がくっきりと |
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奥多摩方面 目を凝らせば雲取山が見えるはず
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愛鷹山 |
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山中湖の向こうには天城連山 |
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箱根方面 たぶん金時山かなあ |
見飽きぬ風景をしばらく眺めていると次から次へと登山者が登ってきたので、昼食にする。
山頂にはいくつかテーブルが設置されており、快適である。
が、我々が来たときには、ほとんど無人だった頂上も次第に満員状態。
早く昼食を摂って、下山することにしよう。
気がつけばもう50分もここにいたのであった。
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今日は談合坂あんぱん |
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ピークハンターでも飯は食う |
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人が増えてきた山頂 |
下山路は予定通り、不動湯へ降り、冬季閉鎖の舗装道路を周り、元の鳥居地峠へ戻るコースだ。
朝登ってきた道を戻る手もあったが、ぬかるみがひどい。朝は霜柱だった地帯も今頃は、ドロドロのゲロゲロで下りに弱い自称ピークハンターは推定20回は、すってんころりんするだろう。
ということもあり、大権首峠から降りることにする。
この道は、すぐに未舗装の林道となり、滑ることもなく快適だ。
ただ、往路よりかなり長く、時間が掛かるのは仕方のないところ。
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帰り際にもう1枚 |
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天空の鐘を打ち鳴らすPH |
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下山途中も富士三昧 |
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大権首峠から不動湯方面へ向かう |
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途中の林道から1枚 |
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まだまだ林業頑張ってます |
林道を歩くこと50分。不動湯に到着。
こちらの駐車場も駐車は2台のみ。
富士吉田駅からバス・タクシーなどで来る人も多いのかもしれない。
源頼朝公が富士の巻き狩の際、不動尊の境内より湧き出る岩清水に矢立の筆をひたして妻の政子の方に便りを書いて送り、それからこの不動尊が、硯水不動尊と呼ばれる様になったと伝えられている霊水不動湯のサイトは、
こちらから不動湯からはまた林道を行くが、途中から冬季通行止めの舗装道路となる。
途中には、「注意!この辺でクマが出ました注意!」という看板が頻繁に掛けられている。
今回は出ずに助かりました。
林道歩きも、もう飽きた頃、ようやく駐車場に到着。
今回の登山は終了です。
トータルではほぼコースタイム通りという結果でした。
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ひたすら舗装道を歩く |
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通行止めの先が駐車場 |
約4ケ月ぶりの登山ということで、なまった足腰には相当な負担がありヘタレたが、なんとか完登できたので、今年は体力に見合った山々を登り、なんとか月一の目標を達成したいもんであります。
<山行記録>
日程:2024年1月26日(金) 日帰り
同行者:SMさん
天候:快晴 (杓子山山頂マイナス7度)
当初計画;鳥居地峠駐車場(8:45)-高座山(9:45)-発(9:55)-大権首峠(10:35)-発(10:45)-杓子山(11:35)-(昼食)-発(12:00)-大権首峠(12:25)-不動湯(13:25)-発(13:30)-鳥居地峠駐車場(14:20)
コースレコード;鳥居地峠駐車場(9:00)-高座山(10:10)-発(10:20)-大権首峠(10:55)-杓子山(11:40)-(昼食)-発(12:30)-大権首峠(12:55)-不動湯(13:45)-発(13:55)-鳥居地峠駐車場(14:45)
実歩行時間:4時間35分 (コースタイム:4時間45分)
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杓子山山頂より 富士山および南アルプスを望む |