2023.7.28 【北八ヶ岳 ずぶ濡れ徘徊】日ごろの行い悪く、雷雨で撤退!

雷雲迫る北横岳を見る
なんと、ちょうど3ヶ月ぶりの山行である。
5月初旬に帯状疱疹に罹り、その後遺症が寛解するのに2ヶ月以上を要し、ようやく本日復帰となった。
またもや、リハビリ登山となるが、暑いところは避けたい。登りがきついところは嫌だ。
ということで、麦草峠を基点に北八ヶ岳を周遊することとした。
このところ、猛暑日が続き、天候に不安はない。
同行者は「専属歩荷」改め「自称ピークハンター」のSM君である。
最初の「歩荷候補生」からは、随分と出世したものである。
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本日の予定ルートは、麦草峠から、北に歩を進め、茶臼山、縞枯山を通り、北横岳まで行って折り返すという標高差はさほどないが、ロングコースとなる。
リハビリ登山の私は、とりあえず縞枯山荘まで行き、自称ピークハンターが北横岳を往復してくるのをコーヒーでも飲みながら待つ。というオプションも選択できるルートである。

中央高速を降り、メルヘン街道を走り、予定通り、9時半に麦草峠駐車場に到着。
駐車場はほぼ満車であったが、なんとか駐車場所を確保。
たぶん、早出の登山者が下山し空いたスペースである。
平日であるにも関わらず、貸切バスまで来ている賑わいぶりである。

少し雲はあるが、天気は上々。絶好の登山日和。とこの時は思っていた。
計画通り9時45分に出発。
ほぼ満車の麦草峠駐車場
意気揚々と出発するピークハンター

道路を越え山道に入る

整備された山道を進む。大石峠を過ぎ茶臼山への登りが始まる。
それほどの急登ではないが、とにかく暑い。
気温はそこそこだが、湿度が100%に近い。
ちょっと歩いただけで汗びっしょりとなる。
汗ビッチョになりながらひたすら登る
雲行きが怪しくなってきた@中小場
美味しそうなキノコ
朝なのに薄暗い山道
茶臼山に到着
茶臼山展望台 展望は無い
ポツポツと降り出す
汗みどろになりながらも茶臼山までたどり着く。
展望台があるので休憩がてら立ち寄るが、展望は全くなく、完全に雲の中に入ってしまっているのが分かる。
これは霧だ、今は霧の中にいるが雨雲ではない。と主張するも、数分後にはポツポツと降り出してきた。
先を急ぐしかない。
登山道も濡れてきた
雨池峠に到着
雨足が強くなるが、気温は高く、すでに汗びっちょなのでそのまま登山を続ける。
一応、自称ピークハンターに「雨具着るかい」と訊いてみる。偉そうに「ノー」だと。
白状するが、実は私は晴天を確信していたので、軽量化のためもあり、雨具なんぞ持って来なかった不届きものです。
まあ、ヤッケがあるのでいざとなれば簡易雨具として使うつもりではある。
なにはともあれ、雨がひどく遠雷も聞こえ始めたので、先を急ぐ。
縞枯山に到着するも、写真も撮らずに通過。
雨池峠近くにある縞枯山荘を目指す。
雨池峠に着く頃には、本降りとなり、汗だか雨だか分からんが、もうパンツまでびっしょりである。
通りすがりのずぶ濡れオヤジがすれ違いざまに「こんちわ〜、日頃の行いが悪いんじゃないの〜」とかほざいている。「お前がだろ!」とピークハンターと私は、同時に思ったがここは大人のスルー。
縞枯山荘に急ぐ
コーヒーは紙コップだった
雨池峠での休憩予定をパスして、縞枯山荘まで行くこととする。
そこで雨宿りとコーヒーにしよう。

縞枯山荘は先客が一組いるだけですいていた。
コーヒーを頂き、軽食を摂る。
コーヒーは以前はちゃんとしたカップで出てきたが、コロナ禍ですべて紙コップにしてしまったそうだ。残念である。
さらに残念なのは、先客の四人組パーティ。
30分ほど同席したがその間中、一人のおばさんが、どうでもいいことをでかい声でのべつまくなし喋り続けている。
同行のオヤジはオヤジで、ババアの戯言を聞いてか聞かずか、小屋の主人に「縞枯山まで往復で2時かかるのか?北横岳行くとどのくらいかかるのか?」だの、挙句は「荷物をここに置かせてくれ」だの、訳のわからんたわ言を並べ立てている。地図も持ってないのか?荷物ったって小さなバックパックひとつじゃん。
コースタイムなんて普通聴きますか?地図すら持ってないのかしらん。小屋の主人も閉口していた。
うちのピークハンターと同じじゃん
ここで一句。
「山滴る 地図などいらぬと ピークハンター」

嫌な気分になったが、ちょうど雲が切れ、空も明るくなってきたので山荘を出る。
山荘の主人も外用営業用パラソルを出し始めた。
「昨日は午後は降らなかったのですよ」
「お、いいじゃん、いいじゃん」
ロープウェイ駅から北横岳までのルートは整備されていて、良いルートなので、ロープウェイ山頂駅まで行って、雲行きをみることとする。
ロープウェイ山頂駅
再び雲が湧いてくる
北横岳も雲に覆われている
ロープウェイ駅まで行き、本日の最終目的地の北横岳を伺う。
すると黒雲が近づいてくる。遠く雷も聞こえ始める。
決断する時だ。
旧称専属歩荷が、「僕はピークハンターなので行きます!」と高らかにピークハンター宣言をする。
専属歩荷は、ここに至り覚醒し、自称「ピークハンター」にみずから職分変更したのである。
でもピークハンターでも、カミナリはダメだろ〜〜。やばいだろ〜〜〜。
残念だが、泣く泣くピークハントは諦め、迂回路を通って、すごすご引き返すこととする。
歩き始めると、ほどなく雨が降り始める。

迂回路はほぼ樹林帯で、雨は降っているが気温も落ち着き快適に進む。
途中、天狗岳が垣間見えるが、どうやら雷雨に見舞われているのは、北八ヶ岳のあたりだけと思われる。
もう、雨の北八ヶ岳を堪能するしかない。

ここでさらに一句。
「雲の峰 ピークハンター 狙い落つ」
北八ヶ岳樹林帯
天狗の双耳峰が見える
苔むす樹林帯

キバナノヤマオダマキ
オトギリソウ
雲が切れ始めたがこの辺りは依然降っている
五辻の東屋で休憩をとるが、この頃はさらに雷雨がひどくなり、撤退して正解だった。
苔むした雨の樹林帯は北八ヶ岳の見所でもある。
樹林帯を楽しみながら、あとはひたすら駐車場を目指すだけだ。
コバノイチヤクソウ
濡れて花弁が透き通ってます




これは多分食えるな
雨いまだ止まず

濡れそぼつ熊笹の原を行く
雨でレンズも濡れちゃった

ハクサンフウロ
ハクサンフウロとオトギリソウ
アキノキリンソウ
雨の中、山野草や八ヶ岳特有の苔むす樹林を楽しみながら進む。
麦草峠が近づくと雨脚は弱くなり、青空も見えるようになってきた。
シシウド
麦草ヒュッテが見えてきた
なんとか帰りつきました
駐車場に着くと雨は上がった
駐車場に着くとちょうど雨は止んだ。
ほぼ満車だった駐車場はガラガラになっている。
夏山は早出早帰りが基本。
確かに入山した時間は遅めではあるが、今日は午前中から雷雨だったので、いた仕方なし。
往路は汗で、復路は雨で、パンツまでずぶ濡れの山行となった。
ピークハンターは、なぜか靴の中までずぶ濡れだったようだ。
ずばり、日ごろの行いが悪いのである。

最後の一句
「見返れば 北横ピークは 夏の空」

<山行記録>
日程:2023年7月28日(金) 日帰り
同行者:SMさん
天候:晴れのち雷雨

当初計画;麦草峠駐車場(9:45)-大石峠(10:00)-茶臼山(10:50)-発(11:00)-縞枯山(11:40)-発(11:50)-雨池峠(12:20)-(昼食)-発(12:50)-北横岳(14:10)-発(14:30)-雨池峠(15:40)-発(15:50)-縞枯山(16:30)-茶臼山(17:00)-大石峠(17:35)-麦草峠駐車場(17:45)

変更計画;麦草峠駐車場(9:45)-大石峠(10:00)-茶臼山(10:50)-発(11:00)-縞枯山(11:40)-雨池峠(12:10)-縞枯山荘(12:15)-(昼食)-発(12:40)-ロープウェイ山頂駅(12:50)-発(13:05)-五辻東屋(13:35)-発(13:45)-出会いの辻(13:55)-オトギリ平(14:05)-麦草峠駐車場(14:50)

コースレコード;麦草峠駐車場(9:45)-大石峠(10:00)-中小場2232m(10:15)-発(10:20)-茶臼山(10:50)-発(11:10)-縞枯山(11:35)-雨池峠(12:00)-縞枯山荘(12:05)-(コーヒー&軽食)-発(12:40)-ロープウェイ山頂駅(12:50)-発(13:05)-五辻東屋(13:40)-発(13:50)-出会いの辻(14:15)-オトギリ平(14:30)-麦草峠駐車場(15:05)

実歩行時間:3時間55分 (当初コースタイム:6時間40分 変更後コースタイム4時間20分)

ハルピンラーメン旨し
店の前でポーズを決める自称ピークハンター