2010/05/30

2010.5.29~30 【八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳山行】久々の幕営

2010年の最初の山行は、なんと5月の末になってしまった。
しかも、今回は幕営で八ヶ岳だ。
八ヶ岳はその昔何度も通った山系だ。
昔はよく「またヤツに行くの~~?」と言われた私ですが、なんと30年ぶりに訪れることとなった。

当初計画したのは行者小屋から文三郎尾根を経て、赤岳というプランを考えていたのだが、残雪が多く、10本歯以上のアイゼン、ピッケル必携ということで断念。

オーレン小屋に幕営し、硫黄岳、天狗岳をピストンするプランに変更した。
今回はY君と二人での山行である。
自宅を5時に出発、中央道を経由して、桜平の駐車場に9時過ぎに到着。
八ヶ岳山麓のこのあたりはゴルフ場が乱立し、すこぶる不愉快だが、桜平までの道はなかなか迫力がある未舗装道路である。
桜平には、結構多くの車が駐車していたが、一番奥の駐車場に無事駐車。なんと言っても無料なのがうれしい。
桜平駐車場を出発
9時半に桜平を出発。夏沢鉱泉を経てオーレン小屋には11時には到着。
行程は短いが、久々の幕営のため荷物が重く、また今年初の山行のために結構疲労感があった。
オーレン小屋に着いた
オーレン小屋。この小屋にははじめて来たが、小屋も大きく綺麗で、水場もばっちり。一人1000円のサイト料もむべなるかな。
なんと温泉にも入れるという贅沢な仕様だ。

テントサイトもすぐ側にあり、サイトにはスノコまで用意されており、快適な設営が出来た。
4張りほど先行者がいたが、我々もベストの場所にテントを張ることができた。
快適なオーレーンサイト
12時30分。昼食を済ませ、サブザックを担ぎ、硫黄岳を目指す。
残雪の残る樹林帯をひたすら登る。雪が腐っておりなかなかの難路であったが、夏沢峠を経て、硫黄岳山頂2760mに14時半に到着。最後の登りは相当にきつかった。

残雪の道を進む

振り返れば天狗岳
広い山頂である。風も強く寒い。

硫黄岳の頂上は広い
天候はあまり良くないが、時折雲が切れ、横岳、赤岳、阿弥陀岳が見える。

赤岳方面には雲が上がっている
確かにまだ相当に残雪があるのがよく分かる。
この日も阿弥陀岳では、滑落事故が起きたとのこと。
コース変更は正解でした。
北に目を転じれば、明日行く予定の天狗岳がよく見える。
天狗岳双耳峰を望む
かなり寒いので早々に撤収。
オーレン小屋に帰着したのは15時40分であった。
この頃から天候が崩れ始め、雨が降り始める。
寒くなってきたので、取りあえずオーレン小屋のお風呂に入る。500円なり。
本日、小屋に宿泊している登山者はほとんどおらず、お風呂もガラガラで快適。
テントサイトも我々を入れて、7張りほど。翌週が八ヶ岳の山開きということで、静かな幕営が堪能できた。

2人では多すぎる夕食を食べて7:30には就寝準備。
この頃から雨脚は強くなり、雹か霰らしきものも混じり始める。
しかし、この日が初登場のモンベル・ステラは快適。雨粒ひとつ通さない。
中は暑いくらいだ。
シュラフに入り、あまりに暑いので、靴下を脱ぎ、ズボンを脱ぎしているうちに寝てしまった。
新調したエアマンもいい感じで朝までぐっすりだ。
しかし、後から聞いたのだが、Y君は寒くて寝られなかったらしい。
早く気付けば、ダウンでもシュラフでも貸してやったのに。
同じテントで寒すぎと暑すぎってこりゃどうなってんだ?

翌朝は4時半に起床。

雨も上がり、晴天。

朝起きたら 雨は止んでいた
ゆっくり朝食を食べて、荷物をテントにしまい、天狗岳に向けて出発。
箕冠山、根石岳を越えていくが、樹林帯の登山道は残雪が多く、かなりの難所であった。

腐った残雪は始末が悪い
根石岳の稜線を行く
それでも東天狗岳に9時に着いてしまった。

雲は多いが、昨日より天候は良く、硫黄岳や赤岳も良く見える。
頂上で休んでいると、しらびそ小屋だか本沢鉱泉のオヤジさん達が上がって来た。
いきなりビールを出して飲み始めたのにはびっくり。でも、どうやら来週の山開きを前に登山道のごみを拾って登って来たらしいんですけど。結構いい年なのにかなりお元気でした。
東天狗頂上より西天狗岳を望む
我々は寒くなって来たのと天候が悪化する兆しがあったので、西天狗岳への往復は中止し、早々に下山を開始する。
根石山荘のあたりはコマクサの群落になったいるが、季節が早すぎるので少し葉が出ているだけ。残念であった。
快適に稜線を飛ばす
残雪の残る山道を慎重に降りると、登って来た登山者に「オウレン見ましたか?」と聞かれる。
「えっ、見てません」と言うと、わざわざオウレンが咲いている所まで案内してくれた。
オーレン小屋の名前にもなっているオウレンだが、最近はあまり見られなくたってきているらしい。
小さい花であったが、ラッキーでした。
これが オウレンです!!
オーレン小屋まで戻り、昼飯を食べ、テントを撤収していると、オーレン小屋の親父さんが出てきて、やたら喋りまくる。話は、小屋の経営状況、最近は女子従業員が多いこと、さらには小屋の従業員の福利厚生にまで及んだ。
小屋前のテーブルでコーヒーを飲んで、オーレン小屋を後にする。
桜平登山口までは1時間ほどで到着。
 
桜平に到着
久々の幕営山行は、気分爽快であった。
また、今回は場所選びも来るタイミングも適切であった。
反省すべき点は、久々のキャンプということもあり装備過多、食料も多すぎ、その結果、結構な重量を担ぐことになってしまったことであろうか。
八ヶ岳よ。必ずまた来るから
<山行記録>
日程:2010年5月29日(土)~30日(日) 1泊2日

同行者:Yさん

天候:
29日:曇りのち雷雨
30日:晴れ時々曇り

当初計画:
29日:桜平(8:30)-夏沢鉱泉(9:30)-オーレン小屋(10:20)(昼食)-夏沢峠(12:20)-硫黄岳
(13:30)-夏沢峠(14:40)-オーレン小屋(15:05)
30日:オーレン小屋(6:30)-箕冠山(7:20)-根石岳(7:45)-東天狗岳(8:40)-西天狗岳
(9:20)-東天狗岳(10:00)-根石岳(10:25)-箕冠岳(10:45)-オーレン小屋(11:25)(昼食)-夏
沢鉱泉(13:30)-桜平(14:00)

コースレコード:
29日:桜平(8:30)-夏沢鉱泉(9:30)-オーレン小屋(10:20)(昼食)-夏沢峠(12:20)-硫黄岳
(13:30)-夏沢峠(14:40)-オーレン小屋(15:05)
30日:オーレン小屋(7:20)-箕冠山(8:05)-根石岳(8:30)-東天狗岳(9:05)-根石岳(10:10)-
箕冠岳(10:30)-オーレン小屋(11:00)(昼食)-夏沢鉱泉(13:25)-桜平(13:55)

実歩行時間:
29日:4時間5分
30日:4時間