乾徳山頂上直下の鳳岩を見下ろす |
GW渋滞が始まる前に数十年ぶりに乾徳山に行ってきた。
今回の同行者は、専属歩荷のSM君だ。
「乾徳山(けんとくさん)は、山梨県山梨市にある標高2,031mの山で、奥秩父の山域にある。山梨市北部の旧三富村域の中部からやや西方に位置する。南麓には笛吹川支流の徳和川が南東流し、徳和渓谷を形成しつつ笛吹川と合流する。西面には岩壁がそびえる岩山で、南アルプスや奥秩父の山々、富士山が遠望できる。東には南北に秩父往還が通じている。」Wikipediaより抜粋
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最近は、大平高原からの短いコースも開かれ人気だが、我々はクラシカルルートの8の字コース7時間一本勝負に挑戦だ。
疲れても頂上に自動販売機があるから大丈夫だ(ホントか?)
午前8時過ぎに山梨市徳和村にある乾徳山登山口駐車場に到着。
トイレ完備の綺麗な駐車場である。
第一駐車場はすでに満車だったので第二駐車場に車を停める。
天気は快晴。
4月であるのに暑い。日焼け止め必須である。
第2駐車場は綺麗でガラガラ |
谷川の向こうに駐車場を見る |
普通のニチニチソウが咲いている |
白いフジも咲いていた |
登山口への登山道を行く |
「ここが登山口」です |
正規の登山口に到着し、いよいよ山道に入る。
ここもクマさん注意ではあるが、今日は人も多いのでSM君がクマ鈴鳴らしても、出てこないだろうな。
牧場跡地なので、馬、鹿はいるだろうなSM君。
まずは国師ヶ原十字路を目指す。
途中、銀晶水、錦晶水を通り、順調に高度を上げる。
十字路にほぼ予定通りの時刻に到着。
暑い中、まずまずのペースである。
この時期に多いウツボグサ |
銀晶水 ほぼ枯れてる |
針葉樹林を往く |
まあタチツボスミレ |
錦晶水 |
国師ヶ原十字路からの乾徳山山頂 |
この辺りはキャンプもできちゃう |
帰路はこの十字路を大平方面へ |
振り返ると快晴の空に雪を被った富士山が浮かんでいる。
なかなか壮観な眺めである。
富士山方面も晴れている |
扇平に歩を進める |
扇平は、「おうぎだいら」ではなく「おうびっぴら」と呼ぶらしい。方言だろうか。
とりあえず、乾徳山の稜線にある草原で、富士山の眺めも良く、ランチには好適の場所である。
少し早いが、最後のロッククライミングに備え、腹ごしらえ&休憩とする。
数組の登山者が通るが、扇平に寄らず、通過していく。
この絶好の休憩場所をスルーしちゃうのは、もったいないんですけど。
扇平に到着 |
扇平から富士を見る |
今日のランチ |
今日の専属歩荷 |
今日の富士山 |
もう一度富士山を見て、いよいよ最後の登りに出発だ。
ここから乾徳山への稜線は、ほぼ岩綾となる。
岩稜を往く |
剃刀岩と云うらしい |
ミツバオウレンがありました |
頂上直下には鳳岩が聳え立つ。
20mほどの直登だが、鎖がついているので問題ない。
まずは怖がっていたSM君を先行させるが大丈夫そうで安心した。
古くから登られているので、ホールドスタンスもきちんとあり、正直、登るのはそう難しくない。。。。。
まずは小手調べの鎖場 |
暇なので富士山を眺める |
鳳岩に取り憑くSM君 |
登り切ったSM君 |
鳳岩を登り切れば、もう頂上である。
頂上は狭いが展望は良い。
でも誰もいないので爽快である。
GW直前の来訪は正解だった。
当然ながら自販機はなかったが、絶景が待っていた。
登り切った専属歩荷の勇姿 |
富士山バックに記念撮影 |
乾徳山山頂2,031m |
奥秩父方面の展望 |
金峰山の五丈岩が見える |
南アルプス核心部 |
さてと下山開始である。
ほとんどの登山者はこの山頂から鳳岩を迂回し、同じ道を戻るようである。
我々は8の字フルコースなので、迂回下山路に踏み込む。
「ガレ場の急下降あり!」の立て看板があり、マップにも悪路と記載がある。
その通りで、この下山路はなかなか厳しかった。
足場が悪い上に急坂であり、膝にめちゃくちゃ負担が掛かる。
ころげ落ちぬようにのそのそと降っていくしかない。
振り返ると乾徳山山頂 |
稜線から降る道へ ガレ場の急降下あり と書かれている |
これもミツバオウレン |
コバイケイソウの群落(多分) |
イワキンバイ |
1時間半ほどで国師ヶ原十字路にたどり着く。
結構疲れました。
無人の高原ヒュッテのテラスにて休憩。
ここまでの行程で二人とも疲れていたので、8の字コースを行くか、ここから降りるか迷うが、大してコースタイムに違いはないということで、当初予定通りの道満尾根を行くことにする。
ここからはひたすら降りるだけである。
高原ヒュッテの赤屋根が見えてきた |
十字路で右往左往する帽子無くしたSM君 |
樹林帯に入る前の最後の富士山 |
ヤマザクラ |
まだ桜が咲いていました |
大平高原駐車場がすぐそこだった |
これもイワキンバイかなぁ 花の形状がちょっと |
ヤマツツジ |
何もない道満山 |
樹林帯を降りる |
大平高原への分岐、道満山を越え、道満尾根の登山口に4時過ぎに着く。
ここからは徳和の集落地を抜け駐車場に4時15分に到着。
久々のロングトレイル完踏である。
無事に下山完了 |
徳和村全景 |
爽快。三ツ矢サイダー |
戻ってきました |
駐車場にはほとんど車は残っておらず、我々がほぼ最後の下山者となった。
本日は、標高差が1,200m、コースタイム約7時間というコースであったが、へばりながらも8の字フルコースを踏破でき、また、天気も終日快晴であり、大満足の山行となった。
これなら、今年もなんとかやっていけそうだ。
ひとつだけ残念だったのは、下山時刻の問題で、近くの蕎麦屋、ほうとう屋などがすべて営業時間外で、どこにも立ち寄れなかったことである。
<山行記録>
日程:2023年4月28日(金) 日帰り
同行者:SMさん
日程:2023年4月28日(金) 日帰り
同行者:SMさん
天候:快晴
当初計画;乾徳山登山口駐車場(8:45)-乾徳山登山口(9:05)-国師ケ原十字路(10:45)-発(10:55)-扇平(11:40)-(昼食)-発(12:00)-乾徳山山頂(13:00)-発(13:15)-迂回下山道分岐(13:30)-国師ケ原十字路(15:00)-発(15:10)-車道出合(15:30)-徳和峠(16:40)-発(16:50)-乾徳山登山口駐車場(17:05)
当初計画;乾徳山登山口駐車場(8:45)-乾徳山登山口(9:05)-国師ケ原十字路(10:45)-発(10:55)-扇平(11:40)-(昼食)-発(12:00)-乾徳山山頂(13:00)-発(13:15)-迂回下山道分岐(13:30)-国師ケ原十字路(15:00)-発(15:10)-車道出合(15:30)-徳和峠(16:40)-発(16:50)-乾徳山登山口駐車場(17:05)
コースレコード;乾徳山登山口駐車場(8:35)-乾徳山登山口(9:00)-銀晶水(9:35)-駒止め(9:50)-発(10:00)-錦晶水(10:30)-国師ケ原十字路(10:40)-扇平(11:10)-(昼食)-発(11:55)-乾徳山山頂(12:55)-発(13:10)-迂回下山道分岐(13:20)-休憩(13:55)-発(14:05)-国師ケ原十字路(14:40)-発(14:50)-大平高原分岐(15:10)-道満山(15:30)-徳和峠(16:05)-乾徳山登山口駐車場(16:15)
実歩行時間:6時間10分 (コースタイム:6時間55分)
扇平からの展望 |
(おまけ)専属歩荷の岩登り