2013.8.31 【オーストリア アイスケーブ ハイキング】おまけのハライン岩塩坑

先週に引き続き、またまた穴に潜ることに。
8月初めに富士樹海の鳴沢氷穴にも行っているので、この8月は合計で5つの穴に潜ることになる。
本日の穴は二つ。
ひとつはオーストリアのザルツブルグ (Sarzburg)の南にあるヴェルフェン (Werfen)というところにあるアイスケーブ (Ice Cave)。そしてもうひとつはベルヒテスガーデン (Berchtesgaden)の近くにあるハライン岩塩坑 (Hallein Sarzbergwerk)がターゲットである。人を呪わば穴二つとはなんの関係もないのですが。穴があったら入りたいだけです。
写真はすべてクリックで拡大します。
今回はチケット売り場前の地図です。
まずは、本日メインのアイスケーブへ。
ベルヒテスガーデンの山々を右手に見ながら、オーストリアの高速を南下する。

ベルヒテスガーデンの山が見える
アウトバーンを降り、急坂をかなり登るとアイスケーブの駐車場に到着。
ここでチケットを購入するがここからが大変。
約20分間、登り坂を歩いた後、ロープウェイに乗り、さらにまた20分間の急坂歩行ののち、やっとアイスケーブの入り口に到着する。
チケット売り場です
途中に近道用トンネルあり

ヴァッツマン(Watzmann)山が見える
イェンナー (Jenner)辺りの山々
ようやく入り口が見えて来た
このケーブは、電灯の設備がないので、ここで4人に一人の割合でカンテラを渡される。
中は相当寒い(氷が融けない気温です)とのことなので、用意してきた冬用のジャケットやコートを着込む。
カンテラです




中に入るとそこからがまた大変。約40階分の高さを階段を700段。行きは登り、帰りは降りるという結構ハードなアクティビティである。
しかしながら、中に入ると、ガイドがマグネシウムで照らす氷の壁や氷柱が荘厳に輝き、素晴らしい光景でありました。
初めて入った人の足跡やここを探検した人の業績などの説明があり、本当はこのケーブは42kmもの長さがある(本当かいな?)そうだが、見学コースは約1kmの往復とのことである。
それほどの期待はしないで来たのだが、このアイスケーブは、皆さんに自信を持ってお勧めできる洞窟の一つです。ただし、足腰に自信が無い人、寒がりの人にはちょっときついかもしれません。

ここも洞内は撮影禁止のため、公式サイトを参照下さい。
ヴェルフェン アイスケーブ公式サイト

結構な運動をしたので、かなり空腹を覚え、安直にケーブルカー駅のそばにあるレストランで昼食。量は多いがドイツと違い塩分少な目のまずまずの昼食でした。
とくにウィンナー (Wienner)は日本のとほぼ同じ味でしたよーーー。

ウィンナー&ヌードル入りスープ
ウィンナシュニッツェル
その後、下り方面ケーブルカーに乗り、駐車場まで降りる。
すぐに第二の目的地である岩塩坑をめざし、エンジンスタート。
ケーブルカー駅
ホーエンヴェルフェン城
途中観光スポットの一つであるホーエンヴェルフェン城 (Schloss Hohenwerfen)を車窓から見ながら、一路ハライン(晴れだか雨だかはっきりしない地名)にある岩塩坑へ向かう。

30分ほどで岩塩坑に到着。
ここは完全に人口の穴であります。
トロッコ電車あり、滑り台あり、映画あり、岩塩採掘中の人形あり、お着替えあり。
まあ、アクティビティとしては頑張っているが、これまで先週も今週も3つも洞窟を見て来ているので、洞窟としての迫力はない。
汚れないようお着替えします
結構楽しいトロッコ電車

滑り台も2つあります
以前のコースは圧力で柱折れてます
洞内は撮影可であったが、一応公式サイトのリンクを貼っておきます。
ハライン 岩塩坑公式サイト

それぞれ特徴があり、また種類の違う洞窟に潜った8月であった。
潜った5つの穴のランキングをあえて付けてみる。
もちろん異論は認めます。

シャコツィアン>アイスケーブ>>ポストイナ>>>岩塩坑>>>>>鳴沢氷穴

過激に続いた洞窟巡りもとりあえずこれで一段落とします。

<山行記録> ヴェルフェンアイスケーブ
日程:2013年8月31日(土) 
同行者:Sさん
天候:晴れ時々曇り

コースレコード:
ミュンヘン自宅発(8:30)-アイスケーブ駐車場(11:00)-チケット売り場(11:15)-ロープウェイ下駅(11:35)-(ロープウェイ)-上駅(11:40)-アイスケーブ入り口(11:55)-ツアー開始(12:00)-ツアー終了(13:15)-レストラン(13:30)-(昼食)-ケーブルカー上駅(14:15)-(ロープウェイ)-下駅(14:20)-駐車場(14:40)

実歩行時間:
        約2時間30分

2013.8.25 【スロベニア シャコツィアン洞窟群 ハイキング】 おまけのポストイナ鍾乳洞

トリエステ (Trieste)のホテルを出発、まずはシャコツィアン洞窟群 (Skocjan Caves)へ向かう。
写真はすべてクリックで拡大します。
今回は洞窟の側に掲示されている地図であります。
チケット売り場 まだあまり客はいません
洞窟群の説明板
世界遺産だよ〜〜って書いてあるみたい
日本ではあまり有名ではないが、スロベニアのカルス (Kars)地方にある世界自然遺産の洞窟である。
そうですカルスト地形の語源の地でありますよ。
これが洞窟の入り口
深さ200m以上、長さ6kmの地下洞窟や陥没ドリーネ(doline)や滝など見所満載である。
朝一(10:00)のツアー参加としたので、結構空いておりなかなか快適なケービングができた。
この洞窟のツアーコースは前半が鍾乳洞となっており、綺麗な鍾乳石が見れる静かな鍾乳洞。
後半は地下の渓谷沿いの洞窟探検となる。鍾乳洞とは一転、地下をレカ (Reka)川が流れており、かなりの川音のを谷の側面の崖に切られた桟道を進む。
出口付近の様子






足下はしっかりしているが、結構な高度感がありなかなか楽しいツアーであった。

滝が陥没ドリーネに注ぐ



陥没ドリーネっを撮影してみました。
この洞窟の内部は撮影禁止のため、洞窟の出口付近と滝そして陥没ドリーネの写真のみの掲載となります。

詳しく知りたい方は下記のサイトをご覧下さい。
シャコツィアン洞窟群公式サイト(英語)

シャコツィアンを後にし、高速道路を北上し、ポストイナ鍾乳洞 (Postojna Cave)に向かう。
入場時間まで時間がないので、鍾乳洞入り口付近で適当に昼食を済ませ、鍾乳洞入り口に向かう。
スロベニア最長の20kmにもおよぶ鍾乳洞であり、観光ツアーコースは5km。そのうち3.7kmをトロッコ電車で進む。
トロッコ電車乗り場




さきほどのシャコツィアンに比べ、鍾乳洞全体に照明が配されており、とても美しい。
また、スロベニア語、ドイツ語、英語に別れてガイドが付き、その他の言語のためにガイドのお姉ちゃん付きオーディオガイドが用意されている。
もちろん日本語のオーディオガイドもあり、これを利用すると一般とは少し違うコースにも入れるためお得感が強い。お勧めします。
鍾乳洞の中には、いろいろな形の鍾乳石、石柱、石筍があり見ていて楽しい限りである。

この鍾乳洞。世界自然遺産には登録されていない。
やはり、トロッコ電車、全体照明がユネスコに嫌われたということであろう。
古くから観光名所になってしまったため、いろいろ手が入ってしまった結果ですね。
ただし、その人気は凄い。恐らくはシャコツィアンの10倍の人が訪れているのではなかろうか。


レストラン、土産屋が軒を並べ、広大な駐車場があるのもその人気を物語っている。

ここも洞内撮影禁止のため、参考に公式サイトを掲載しておきます。
ポストイナ鍾乳洞公式サイト

その後、鍾乳洞の近くにあるプレジャマ城 (Predjama Castle)洞窟城とかいう城を見学し、ミュンヘンへの帰路についたのであるが、夏休み??最後の週末とあってアウトバーンは大混雑。
ミュンヘン市内に帰り着く頃にはの深夜を廻っていたのであった。
建設目的が良くわかりません




どうやら盗賊が立て篭った城らしいが。

<参考記録>
日程:2013年8月25日(日) 
同行者:Sさん
天候:晴れ

コースレコード:シャコツィアン洞窟群
トリエステホテル発(8:45)-シャコツィアン洞窟駐車場(9:30)-洞窟ツアー開始(10:00)-洞窟入り口(10:10)-ツアー終了(11:45)-滝散策(12:00)-駐車場(12:30)

実歩行時間:
        約2時間