今回のレッキングツアーは、スイス山岳リゾートのベルナー・オーバラント(Berner Oberland)のインターラーケン (Interlaken)を拠点として、グリンデルワルド (Grindelwald)とツェルマット (Zelmatt)周辺をできるかぎり楽しもうというプランである。
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ベルナーオーバーラント(Berner Oberland)全体図 |
スイストレッキングツアーの初日、本日はあまり時間もないことから、まずは土地勘を養う意味からもグリンデルワルドの街の偵察に出発。
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今回の地図は、登山鉄道の座席のテーブル
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インターラーケンから登山鉄道に乗り込む |
インターラーケンから登山電車に乗り、遂に岳人の聖地の一つであるグリンデルワルドの地を踏む。
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アイガー (Eiger)を眺める |
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シュレックホルン (Schreckhorn) 4,078m |
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アイガー 3,970m |
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ヴェッターホルン (Wetterhorn) 3,692m |
グリンデルワルドはクライネ・シャイデック (Kleine Scheidegg)、アイガーグレッチャー (Eigergletscher)などのハイキングコースの拠点ともなる街である。
ユングフラウ (Jungfrau)3山(ユングフラウ、メンヒ (Monch)、アイガー)に至近の街であるが、メンヒ、ユングフラウは、アイガーの巨体に遮られ望むことはできない。
槙有恒、渡部恒明、加藤滝男、今井通子、長谷川恒男、森田勝などが愛したアイガー北壁の1,800mの岩壁が、間近に望める。
ここから眺める北壁は、外見はとても美しく、とても数多くの人々を飲み込んだようには見えない。
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美しい街である |
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ハウプト通りは日本人で溢れている |
また、この日本人にゆかりの深いこの街は、現在も日本人の観光客も多い。
日本唯一の登山道具メーカーとも言えるモンベル (Mont-Bell)も店を構えている。
これも先人達の功績のなせるわざであろう。
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モンベル・グリンデルワルド店 |
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辰野勇氏が使った道具とアイガー登攀の写真など |
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思わず衝動買いしたモンベルT |
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Japanese Diretissima 1969 (日本直登ルート)
かっこよ過ぎ! |
我々が、今回のスイストレッキングツアーの最初と最後の地にこのグリンデルワルドとした(偶然かも)のもむべなるかなである。
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刻々と姿を変えるアイガー北壁 |
アイガー北壁を見上げるテラスで暮れていく景色を眺める。
刻々と変わる雲の動きと徐々に暗くなっていく北壁は、いつまでも見ていても飽きることはなかった。
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グリンデルワルドとインターラーケンを往復する登山電車 |
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アイガーよ、しばしのお別れだ。 |
初めてのスイスアルプスは、想像以上に素晴らしかった。
必ずまた訪れることを心に誓い、グリンデルワルドにしばしの別れを告げた。
<山行記録>
日程:2013年8月1日(木)、4日(日)
同行者:Uさん夫妻
天候:晴れ時々曇り
コースレコード:グリンデルワルド散策
実歩行時間:約2時間
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日本隊は世界で初めてここを直登した。 |