2012/10/13

2012.10.13 【ツークシュピッチェ & アイブ湖 トレッキング】お気楽ドイツ最高峰

9月29日にミュンヘンに来てから初めての山である。
それも最初からドイツ最高峰ツークシュピッツェ (Zugspitze)である。
日本ではあまり知られていないが、なんでも頂上までロープウェイで行けるとのこと。

土曜の朝早く、U夫妻と出発。一路アウトバーンを走る。
ここのところミュンヘン近郊は天気が悪かったが、この日は晴れた。
夏も冬も道が混んでいるということで早く出たのが幸いしたのか、渋滞にも出会わず、麓のロープウェイ駅アイブゼー (Eibsee アイブ湖)に1時間ほどで到着。
駐車場にもほとんど車は駐車していない。
今回地図はこれだけ
朝一番のロープウェイに乗り込む。
麓駅の標高が1,200mであるから、一気に1,700mを16分で上がってしまうのである。
頂上付近まで雲海が広がっており、雲の中をロープウェイは高度を上げる。
ガリガリと不気味な音がする。始発とのことで凍ったロープの氷が砕ける音と分かる。
そして、雲を抜けるとそこには大岩壁が広がっている。
下を見れば、見渡す限りの雲海が広がる。
雲を抜けると大岩壁
雲海が果てしなく広がる

頂上駅に着くと本当にそこは頂上であった。
しかし、このロープウェイどうやってロープを懸けたのか?
それよりもなぜここにロープウェイを作ろうと考えたのか?
ちょっとドイツ人の凄さを垣間みたような気がした。
ドイツ最高峰の頂き
ツークシュピッツェは、Wikipediaによれば、
「観光都市ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの南西に位置し、その高さは2,960mから2,970mの範囲にあり、正確な高さは長い間論争の的になっていた。バイエルン州測量事務所が発表した2,962mが広く受け入れられている。カフェ"2962"は、この値に基づいて名付けられた。ちなみにこのカフェはチロル側にある。国境は山の上をまっすぐ通るため、山頂には国境の検問所も存在する。山頂は丁度バイエルン州とチロル州の州境にある。山頂にはバイエルン・ツークシュピッツ鉄道がガルミッシュ・パルテンキルヒェンから、ケーブルカーがドイツ側とオーストリア側からそれぞれ1ヶ所ずつ出ており、多くの登山客が訪れている。」ということである。

ロープウェイなけりゃ来られません
イタリア方面の山々 
スイス方面の山々 
ドロミテ方面の山々
山頂の気温は零下9度。既に冠雪しており、本当のピークへの道は鎖場と鉄梯子となっており、断念。「ここから先は事故責任。落ちても知らんよ」というようなことが書いてあるらしいプレートがある。アイゼンありゃあなあ。
しばし、頂上展望台で大展望を堪能。オーストリア、イタリア方面の山々まで望めるが、多すぎてどれがどれだか全く不明。

最後に頂上を仰ぎ見る
さらにロープウェイに乗り継ぎ、ツークシュピッツェプラット (Tugspitzplatt, Glacier)という山岳鉄道駅に着く。なんか「Glacier」って単語は英語の氷河っぽいのだが、調べてみるとドイツ語で氷河は「Gletscher」であった。まあいいや。いずれにしろ氷河である。そこは標高2,600mに広がる大スキー場であった。


付近を散策する。展望台や教会があり、なかなか良い雰囲気のスキー場である。

我々の他にまだ観光客はほとんどおらず。この壮大な景色を独占。
なんと贅沢な時間だろう。




電車が来るまで時間があったので、円形展望レストランでお茶とする。他に客もおらずのんびりと休め、心地よい。
円形レストランには人影なし
登山電車に乗る。全行程トンネルなので展望は全くないが、この電車(当然アプト式)の乗客も我々3人だけである。お召し列車である。
45分で麓駅アイブゼーに到着。登りに16分。下りに45分である。
電車はほとんどトンネルの中を行くため展望はないが、この雰囲気はなかなかのもの。
誰もいない御召し列車

ここからはアイブ湖湖畔のトレッキング。seeとはドイツで湖のことである。多分、海を知らないゲルマン人が間違えたんだと思われます。ということで「アイブ湖」である。
本来のコースタイム(そういうのあるのかな?)は良く分かりませんが、2時間30分掛けて湖を一周。紅葉。山々。湖を楽しんだのである。


日本の景色を思い出させる湖畔だ
天気もすっかり回復したため、かなりの人が湖畔周回を楽しんでいる。コースは良く整備されており、ベビーカーを押して散策する人も見受けられるほどである。景色、植生は日本と良く似ており、日本の山が懐かしくなるのであった。




湖畔を一周したところにあるレストランで昼食。私はシュニッツェルを食べたが、日本のトンカツによく似て美味であった。これを使って、カツ丼を作る技が駐在員の間に伝承されているという噂。


ドイツ赴任後、初めての山で救われる思いの一日でありました。連れて行ってくれたU夫妻に大感謝。


<山行記録>
日程:2012年10月13日(土) 日帰り
同行者:Uさん夫妻
天候:雲海のち晴れ

コースレコード:Eibsee(8:30)-(ロープウェイ)-Tugspitze(8:50)-(ロープウェイ)-TugspitzPlatt(9:00)-(休憩)-(10:30)-(登山電車)-Eibsee(11:15)-(湖畔1周)-Eibsee(13:45)-(昼食)

実歩行時間:約3時間

日本より緯度が高いため、感覚的にはもう11月の終わりくらいの季節感である。すでに高山は冠雪している。今年の登山シーズンは終了。そして、今年は日本の山には行けないだろうから、来春を待つのである。せっかく、良いロケーションにいるので、来年はいろんな所に行きたいものである。
この週末。日本ではS君が北アルプス縦走、H君が日光白根山ピークハントを単独でやっていたらしい。私も来春のシーズン到来に備え、トレーニングをしなくてはと思いはするのだが。