そんな折、またまたH君から、甘いお誘いが。
それが今回の目的地玉原(たんばら)高原トレッキングである。
3年くらい前にNHKの番組「あなたもこれから山ガール」で紹介された玉原高原から鹿俣山へのトレッキングコース。
村井美樹さんが楽しそうにトレッキングしていたスポットである。
墨絵のような上州の山々 |
ここから玉原湿原→ブナ平→鹿俣山を往復する計画である。
写真は全てクリックで拡大します。 |
玉原高原センターハウス駐車場 |
まずは玉原湿原へ向かう。
尾瀬のような木道を行く |
この時期は、一面の草紅葉となっておりなかなか綺麗である。
玉原湿原に到着 |
草紅葉が美しい |
まずは最初の目的地であるブナ平へ。かなりの急登である。
ブナ平に着くと、進路を鹿俣山方向に取り、稜線を進むことになるが、展望はほとんどなく、すぐ近くにあるはずの上州武尊岳も、時折、樹間からちらっと見える程度である。
紅葉の樹林帯 |
ここまで来てようやく展望が開ける。赤城山、浅間山、遠く八ヶ岳まで望める。
上州の山々を望む |
玉原湖の向こうには八ヶ岳 |
谷川岳の双耳峰もばっちり |
きっと上州武尊がよく見えるはずだ。
鹿俣山頂上は樹木に覆われ狭い。上州武尊は木々に隠れほとんど見えない。
見えそうなポイントに移動すると、排便の匂いが漂い汚い。
おまけに団塊おやじが団体で占拠している。酒臭い上にションベン臭い。
こいつら、何しに来てんのか?
ムカついてきたので、すぐさま下山開始。
頂上は飲んだくれオヤジに占拠されていた |
ションベン臭い頂上より景色はいいし、誰もいないのが良い。
雲に浮かぶ旗艦赤城 |
「このゲレンデまっすぐ降りた方が早いんじゃね?樹林帯より楽なんじゃね?」と。
スキーシーズン到来を控え、麓まできれいに草が刈られ、ふわふわの干し草のゲレンデ。一見してとても歩きやすそう見えた。
ゲレンデを降りる |
ゲレンデなので景色はばっちり |
初心者用ゲレンデとみてなめたのが大失敗。
たしかに歩行時間は縮まるも、途中でルートを間違え、なんとか着いたのがラベンダーパークというゲレンデの中央のレストハウス近辺。
夏まではラベンダーの花が咲き誇る人気のスポットである。
しかし、ここは目的地の駐車場からは相当それてしまっている。
と、駐車場方向に向かう立派な車道があるではないか?
地図には載っていない。載っていないが方向は合っている。
ここでまた悪魔が囁く。
「この道行った方が早いんじゃね?近道なんじゃね?」
地図にない道の終点は取水場であった。道はそこで途切れている。
谷川が流れていて、かなりのブッシュに覆われている。
またまた悪魔が。。
「この谷川沿いに行けば、すぐ駐車場でないかい?」
確かに方角も距離もこの谷川沿いに進んだ方が早そうだ。
昔取った杵柄。ヤブコギ隊復活である。
しか〜〜し、ブッシュに分け入るも30mほどで樹林と下草で、進めなくなる。谷川をシャワークライムダウンすればなんとかなりそうだが、そこまでの根性もなく断念。
結局、ラベンダーパークまでとぼとぼ戻ることになった。悔しいので途中で雉撃ってやった。
その先は素直に地図に従い、無事に駐車場まで戻る。
今回はヘタレにこそならなかったが、ゲレンデ下りで足はガクガクとなる。
しかも、悪魔のささやきに簡単に負けてしまい意思の弱さを露呈してしまった。
しかし、1日を通して良い天気であったこと、なかなかの景色が見られたこと。
ヘタレずに歩き通せたことで満足を得られたトレッキングでありました。
帰りに寄った玉原湖 |
日程:2014年10月26日(日) 日帰り
同行者:Hさん
天候:晴れ
当初計画:玉原高原センターハウス駐車場(8:45)-ブナ平(9:15)-鹿俣山(10:15)-(昼食)-発(11:45)-ブナ平(12:25)-玉原高原駐車場(13:05)
コースレコード:玉原高原駐車場(8:45)-玉原湿原北端(9:05)-稜線(9:30)-ブナ平(9:45)-発(9:50)-スキーゲレンデ横断(10:20)-発(10:30)-鹿俣山山頂(11:12)-発(11:17)-ゲレンデ分岐(11:33)-スキーリフト頂上駅(11:45)-(昼食)-発(12:25)-ラベンダーパーク(12:50)-玉原高原駐車場(13:35)
実歩行時間:3時間50分
草紅葉全開の玉原湿原 |