2014.11.8~9 【CUCT-OB会 11月キャンプ 秋山川+おまけの八重山ハイク】再開8回目 隊長の強力念力で雨回避

2005年に活動を再開した11月キャンプも今年で8回目。
今回も永年幹事、もとい万年リーダーのS隊長の企画で、秋山川でのキャンプが盛大に挙行された。

悪天候が予想されたが、S隊長の予言通り夜中まで雨は降らず、メイン行事である野外宴会も無事終了。
野外宴会につきものの焚火は、今回は整備されたキャンプ場なのでお預け。S鳥君は物足りなそうでした。





翌朝も曇天ながら、天気はなんとか持ちこたえている。



隊長の命令で無理やり敢行された八重山&能岳ショートハイクの間もなんとか雨具を着用せずに済んだ。隊長の念力のなせる技である。ちなみに東京方面は前日から雨だった模様。
秋の低山ハイクもなかなか乙なもんでした。
曇天で雲も低いため絶景とはいかないが、この天候の中ではなかなか良いハイキングを楽しめました。
一応、桜




(参考)これまでの11月キャンプ
第1回 2005年5月14日〜15日  静岡・田貫湖
第2回 2008年11月8日〜9日  千葉・清和県民の森
第3回 2009年11月14日〜15日 千葉・内浦山県民の森
第4回 2010年11月13日〜14日 奥多摩・川井
第5回 2011年11月12日〜13日 埼玉・長瀞
第6回 2012年11月17日〜18日 静岡・田貫湖
第7回 2013年11月9日〜10日  栃木・沢入
第8回 2014年11月8日〜9日  神奈川・藤野秋山川

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山行記録
日程:2014年11月9日(日) 

同行者:CUCT OB会

天候:曇りのち小雨

コースレコード:
八重山登山口駐車場(10:30)-展望台(11:05)-発(11:25)-八重山山頂(11:37)-発(11:57)-能岳(12:05)-発(12:15)-虎丸山(12:35)-発(12:45)-駐車場(13:08)

実歩行時間:1時間38分
八重山の展望台からの眺望。富士山方面




2014.10.26 【玉原高原・鹿俣山トレッキング】悪魔のささやきとスキーゲレンデには気をつけろ!

ヘタレを露呈した焼岳登山から、約2ヶ月経過。本格的な登山をするには、まだまだ自信がない。
そんな折、またまたH君から、甘いお誘いが。
それが今回の目的地玉原(たんばら)高原トレッキングである。
3年くらい前にNHKの番組「あなたもこれから山ガール」で紹介された玉原高原から鹿俣山へのトレッキングコース。
村井美樹さんが楽しそうにトレッキングしていたスポットである。
墨絵のような上州の山々
今日はそれほどのコースタイムではないので、上越道沼田インターを経由して、玉原高原センターハウスの駐車場に着いたのは8時半。
ここから玉原湿原→ブナ平→鹿俣山を往復する計画である。
写真は全てクリックで拡大します。
駐車場には、すでにかなりの車が駐車しており、結構人気があるコースであることがわかる。
玉原高原センターハウス駐車場
天気は快晴。気温は15度。標高差は約400m。絶好のコンディションである。
まずは玉原湿原へ向かう。
尾瀬のような木道を行く
この湿原は尾瀬ヶ原のミニチュア版のような高層湿原である。植生も同様で春には水芭蕉も群生しているとのこと。
この時期は、一面の草紅葉となっておりなかなか綺麗である。
玉原湿原に到着
草紅葉が美しい
 湿原を離れ、しばらく進むとブナをはじめとする照葉樹林帯に入っていく。
まずは最初の目的地であるブナ平へ。かなりの急登である。
ブナ平に着くと、進路を鹿俣山方向に取り、稜線を進むことになるが、展望はほとんどなく、すぐ近くにあるはずの上州武尊岳も、時折、樹間からちらっと見える程度である。
紅葉の樹林帯
途中でスキーゲレンデを横断する。
ここまで来てようやく展望が開ける。赤城山、浅間山、遠く八ヶ岳まで望める。
上州の山々を望む
玉原湖の向こうには八ヶ岳
谷川岳の双耳峰もばっちり
鹿俣山頂上へ急ごう。
きっと上州武尊がよく見えるはずだ。

鹿俣山頂上は樹木に覆われ狭い。上州武尊は木々に隠れほとんど見えない。
見えそうなポイントに移動すると、排便の匂いが漂い汚い。
おまけに団塊おやじが団体で占拠している。酒臭い上にションベン臭い。
こいつら、何しに来てんのか?
ムカついてきたので、すぐさま下山開始。
頂上は飲んだくれオヤジに占拠されていた
来た道を戻るが、途中でスキー場のリフト頂上駅にて昼食。
ションベン臭い頂上より景色はいいし、誰もいないのが良い。


雲に浮かぶ旗艦赤城
ここで悪魔の声が我々の頭の中にささやく。
「このゲレンデまっすぐ降りた方が早いんじゃね?樹林帯より楽なんじゃね?」と。
スキーシーズン到来を控え、麓まできれいに草が刈られ、ふわふわの干し草のゲレンデ。一見してとても歩きやすそう見えた。

もう止まらない。ゲレンデを駆け下りることに決定。
ゲレンデを降りる
ゲレンデなので景色はばっちり
ところが一見すると平坦に見えたゲレンデの草の下はボコボコ。歩きにくいこと甚だしい。ましてや駆け下りるのは無理。しかも、思ったより傾斜がきつい。
初心者用ゲレンデとみてなめたのが大失敗。
たしかに歩行時間は縮まるも、途中でルートを間違え、なんとか着いたのがラベンダーパークというゲレンデの中央のレストハウス近辺。
夏まではラベンダーの花が咲き誇る人気のスポットである。

しかし、ここは目的地の駐車場からは相当それてしまっている。
と、駐車場方向に向かう立派な車道があるではないか?
地図には載っていない。載っていないが方向は合っている。

ここでまた悪魔が囁く。
「この道行った方が早いんじゃね?近道なんじゃね?」

地図にない道の終点は取水場であった。道はそこで途切れている。
谷川が流れていて、かなりのブッシュに覆われている。

またまた悪魔が。。
「この谷川沿いに行けば、すぐ駐車場でないかい?」

確かに方角も距離もこの谷川沿いに進んだ方が早そうだ。
昔取った杵柄。ヤブコギ隊復活である。
しか〜〜し、ブッシュに分け入るも30mほどで樹林と下草で、進めなくなる。谷川をシャワークライムダウンすればなんとかなりそうだが、そこまでの根性もなく断念。

結局、ラベンダーパークまでとぼとぼ戻ることになった。悔しいので途中で雉撃ってやった。

その先は素直に地図に従い、無事に駐車場まで戻る。

今回はヘタレにこそならなかったが、ゲレンデ下りで足はガクガクとなる。
しかも、悪魔のささやきに簡単に負けてしまい意思の弱さを露呈してしまった。

しかし、1日を通して良い天気であったこと、なかなかの景色が見られたこと。
ヘタレずに歩き通せたことで満足を得られたトレッキングでありました。

帰りに寄った玉原湖

日程:2014年10月26日(日) 日帰り
同行者:Hさん
天候:晴れ

当初計画:玉原高原センターハウス駐車場(8:45)-ブナ平(9:15)-鹿俣山(10:15)-(昼食)-発(11:45)-ブナ平(12:25)-玉原高原駐車場(13:05)

コースレコード:玉原高原駐車場(8:45)-玉原湿原北端(9:05)-稜線(9:30)-ブナ平(9:45)-発(9:50)-スキーゲレンデ横断(10:20)-発(10:30)-鹿俣山山頂(11:12)-発(11:17)-ゲレンデ分岐(11:33)-スキーリフト頂上駅(11:45)-(昼食)-発(12:25)-ラベンダーパーク(12:50)-玉原高原駐車場(13:35)

実歩行時間:3時間50分
草紅葉全開の玉原湿原

2014.9.6 【北アルプス 焼岳山行】天気快晴、絶景なれどヘタレ確定

朝起きると快晴であった。
旅館から前穂高のゴジラの背中が見えた
早朝から焼岳を登り、続けて乗鞍岳をやるか?
今回は焼岳だけをゆっくり登るか?
写真は全てクリックで拡大します。
答えは、旅館のフロントの説明にあった。
「朝食は7時からですが早朝出発の場合は、朝食用におにぎり弁当を用意します。お昼もおにぎり弁当を用意しております。」
夕飯がなかなか美味しかったので、朝7時からの朝食を頂くことに決定。2食連続おにぎりを回避した。
中の湯温泉旅館の朝食
この時点で今日は焼岳をゆっくり楽しむことに決定!
朝食をゆっくりと食べ、いよいよ出発である。
旅館脇の道をまずは登山口まで登る。
その後はブナの樹林帯の中をひたすら登るだけである。
旅館で貰った焼岳へのルートマップを見ながら、順調に高度を上げていく。
焼岳ルートマップ 新中の湯ルート
ブナの大木の樹林帯を行く
下堀沢との出合まで着くと今度は谷沿いの道を登る。
しばらく登ると視界が開ける。
昨日の豪雨一過。本日は快晴。アルプスの稜線も展望できる快適なルートである。
樹林帯を抜けると前穂高方面の視界が開けた
早くも紅葉が始まっていた
焼岳の南 峰(左側)と北峰が見えてくる
もう頂上はすごそこだ!
北峰の頂上も溶岩の塊だ
しかし、大小の岩石を攀じるように登っていくのでかなり疲労する。
H君は快調のようでなかなか追いつくのも大変である。
この辺りから、、あまり足に踏ん張りが効かない状態となるも、なんとか焼岳南峰と北峰の鞍部まで到着。
南峰と北峰の鞍部にて
後ろの煙は火山性ガス。くさ〜〜
火山湖・正賀池を間近に見る。
南峰は2,455m、北峰は2,399mと南峰のが高いが、南峰は立ち入り禁止となっている。
溶岩が固まった大きな岩峰であり確かに登るルートは見当たらない。
とは言え、落石と崩落さえ注意すれば、なんとか登れそうには見えるのだが。

噴煙のすぐ下に登山道がある。人が歩いています。
側を通り抜けると臭いし暑い
ここでかなりの時間休憩を取り、いよいよ北峰への最後の登攀となる。
北峰も溶岩の岩峰であり、所々ガスが噴出している。

この焼岳は1915年に爆発し、梓川を堰き止め大正池を作ったのが、最近では一番大きな噴火であるが、その後1924年、1962年にも噴火している。
1965年から1992年までは入山規制が取られ、1992年から北峰のみ登山が許可されている状態である。

頂上に出る。
すごい人である。
我々の登ってきた「新中の湯ルート」より、「上高地から焼岳小屋を経由して登ってくる」登山者の方が圧倒的に多いようである。
頂上は登山者でコミコミ
結構広い頂上であるにもかかわらず、座る場所もないほどの混みようである。
穂高の吊り尾根、左奥には槍ヶ岳が見えます。
笠ヶ岳(左)から穂高連峰
山頂から見る正賀池
景色はすごいことになっている。
北アルプスの主稜線(槍穂といわゆるダイアモンドコース)が一望できる。
乗鞍岳や笠ヶ岳も間近に迫る。

ちょうど空いた、「笠ヶ岳絶景ポイント」に座り、しばし景色を堪能。
ここで昼食とする。
中の湯温泉旅館謹製おにぎり弁当
天気も良いし景色も良いし、しかも今回はゆっくり登山と決めたので、1時間以上頂上に留まる。
焼岳山頂にて
十分に北アルプスの景色を楽しみ下山を開始。
実はここからが大変であった。

まずは稜線直下の岩場を下る時に、足に違和感が走る。
時折、発症する膝の痛みではなく、踏ん張りが効かないのである。
トッレキングポールで支えながらの下山となってしまう。
当然スピードは出ない。

樹林帯に入れば、なんとかなるだろうと思っていたが、全くだめである。
H君にしばしば待ってもらうという情けない状態に陥る。
要するに脹脛の筋肉が弱っていて踏ん張れないのである。
トレーニング不足はおろかこれは完全にヘタレである。
ポールに頼りながら、なんとか一歩づつ歩をすすめるしかない。
とくに階段が最悪。降りられない。
秋の野草が咲いているが楽しむ余裕もない。
振り返ると焼岳
アキノキリンソウ
ハハコグサ
ミヤマリンドウ?
たぶん毒キノコ?
ノアザミ
それでも、なんとかかんとか登山口まで到着。
残りは山道を10分下れば中の湯温泉である。
しかし、もう山道を歩く体力も気力もなし。遠回りになるが車道をテクテク降りることにした。

疲労困憊で中の湯温泉旅館に到着。
宿泊者は帰りも無料で温泉に入れてくれるのがありがたい。
ただいま、中の湯温泉
温泉に入るとなんとか人心地がついた。
他に入湯者もおらず快適である。
露天風呂は気持ちいいいなあ
今回の山行では完全にヘタレを露呈してしまった。
ちゃんとリハビリ→トレーニングをしないともうどこにも行けないぞ!と自分を戒めながらも露天風呂から穂高の稜線を眺める頃には、「乗鞍岳を登り返す」という計画などはもうすっかり忘れてしまっていた。

山行記録
日程:2014年9月6日(土) 

同行者:Hさん

天候:晴れ

当初計画:
中の湯温泉(8:00)-焼岳登山口(8:15)-下堀沢出合(9:40)-南峰北峰鞍部(11:10)-焼岳山頂(11:15)-(昼食)-発(12:15)-南峰北峰鞍部(12:20)-下堀沢出合(13:20)-焼岳登山口(14:20)-中の湯温泉(14:30)

コースレコード:
中の湯温泉(7:45)-焼岳登山口(7:55)-休憩(8:30)-発(8:40)-出合上部(9:40)-発(9:50)-休憩(10:15)-発(10:25)-南峰北峰鞍部(11:15)-発(11:30)-焼岳山頂(11:40)-(昼食)-発(12:50)-休憩(13:45)-発(13:55)-休憩(14:25)-発(14:35)-焼岳登山口(15:15)-中の湯温泉(15:30)

実歩行時間:登り3時間10分 下り2時間20分 合計 5時間30分
焼岳山頂より北アルプス主稜線を望む