2016/04/09

2016.4.9 【会津駒ケ岳山行 雪山求めて桧枝岐村へ】 予想外のヘタレにいよいよ引退を覚悟!?

4月の初旬ではあるが、折からの暖冬で積雪はどこも激減。
関東近郊では、雪の残っている手頃な山は少なくなってしまった。
しかも、春のこととて天候は非常に不順である。
雪崩にも注意が必要な時期である。
快晴の会津駒ケ岳山頂にて。なぜか走る二人の登山者
新潟の四阿山、浅草岳、福島の会津駒ケ岳などを、ターゲットとして検討してきたが、全国的に晴れが予想される4月9日、一番しっかりと雪の残っていそうな会津駒ケ岳を目的地に決定した。
写真はすべてクリックで拡大します
会津駒ヶ岳は、福島県南会津郡檜枝岐村(ひのえまたむら)にある標高2,133mの山で、日本百名山の一つである。頂上からは、南東に田代山、帝釈山、女峰山、男体山。南に日光白根山。南西に燧ヶ岳、至仏山、平ヶ岳。西に中ノ岳、越後駒ヶ岳。北に丸山岳、会津朝日岳が見渡せるはずである。

実は、2011年の6月にも、一度登っているが、この年は雪が多く、また天候も不順であった。
登山当日は、1日中雨。一応ピークは踏んでいるものの展望は皆無。
ほとんど写真も撮れなかったのであった。
(参考)2011.6.25 【会津駒ケ岳山行】豪雨・雪山・視界無し

本日は、快晴の山頂で大展望を眺めながらのコーヒー付きランチを大いに期待して、元気に出発。

今回は久しぶりにHT君、H君と3名での山行となった。
早朝、HT君の運転で都内を出る。
東北道・西那須野塩原ICを経て、桧枝岐村に向かう。

9時前に会津駒ケ岳の登山口に着くも、予想した通りすでに登山口の駐車スペースは満車。
少し下にある村営グラウンドの駐車場に駐車する。
すでに12、3台の車に先行されている。
(我々がこの日の最後の登山者であったことは、後ほど知ることとなる)
会津駒ケ岳登山口 尾瀬である
9時20分、登山開始。
本日の行程を考えるとかなり遅い出発となってしまった。
「山と高原地図」によるコースタイムは、無積雪期で登り3時間50分、下り2時間55分の長丁場である。
標高差は、単純計算で1,200m程か。
このコースタイム通りに登っても駒ケ岳山頂到着時刻は、13時を廻ることになる。
常々、「1日の歩行時間は5時間が限度、標高差は1,000m以内、昼食休憩は1時間は必要。」
というルールを主張していたはずなのに、「大丈夫、大丈夫。」というHT君とH君に騙されたのである。

ここまで来てしまっては仕方が無いので、まずは夏場の登山口である滝沢登山口まで林道を歩く。
まずは林道を行く
林道を外れ、積雪期しか使えないショートカットを利用し、時間を稼ぐことにするが、このルートがシビア。
もう雪がないので、ただの谷沿いのブッシュの急坂である。
情けないことに、この最初の登りで私はすでにへたれてしまったのであった。
HT君を先頭にH君も楽々と登っていくが、私は休み休み遅れ遅れでやっとのことで付いて行く。
夏の登山開始地点の「滝沢登山口」に着くころには、息も絶え絶えだったのである。
滝沢登山口から登山開始
山道に入っても先行の二人は元気良く登っていくが、一度遅れちまった私はもう二度と追いつけないのである。
しばらくは積雪のない山道が続くが、15分ほどで雪道に変わる。
この時期、例年であれば、登山口からずっと雪道であろうが、やはり今年は雪は少ない。
雪の樹林帯を時折、雪を踏み抜きながら、勝手にちょこちょこ休憩しながら、マイペースで登る。
夏のランドマークである「水場」あたり(積雪期、水場はどこだかよくわかりません)に着くころには、さらに疲労困憊となり、「もう、ここで待っています。二人で行ってきてください」と言いそうになる。
最初は雪のない山道だった
すぐに雪道に変わる
雪の樹林帯を行く
しかし、そんな私を捨て置き、2人はどんどん登ってしまう。置いてけぼりもいやなので、しかたなくヘロヘロと二人のあとを追い、歩き続ける。
ようやく尾根を抜ける。
朝のうちは雲が多かったが、今は快晴である。
視界は開け、多くの山々が見える。「日光白根が見えるよ」とか「ヒウチすごい~~」とか上のほうで声を掛けてくれるが、わたしゃ、いまはそれどころじゃないんだよ。
ようやく稜線に出る
天気はまずまずだ
目的地の会津駒ケ岳山頂
すでに午後1時を廻っている。
先行する2人は、もう遠くに行ってしまった。
申し訳ないが、勝手にお昼休みにしてしまおう。
オニギリを食べて、20分くらい勝手に休憩して、ちょっと元気が出て後を追うことにする。
結構歩きやすいかも
最後の登り中の2人
 二人は、駒の小屋へは寄らず、駒ケ岳を直登するルートを取っている。
私がグズグズしているので、時間短縮を図ったものとみえる。
ここまでに出合った登山者は14名。全員下山途中であった。
山スキーで下っていく人、結構へばって降りていく人もいる。
「辛いのはもう終わりですよ、上に出れば凄い景色が待ってますよ。」などと激励してくれるおじさんもいた。私がよほど疲労しているように見えたのであろう。
このおじさんを最後に、以降は一人の登山者とも会わず、我々だけで会津駒ケ岳独占である。

私が駒ケ岳の最後の登りに取り掛かる頃には、もう2人とも頂上付近で撮影大会をしている。
彼らに遅れること20分余り。私が山頂に到着したのは2時45分であった。
なんとか山頂に到着
かなり元気なH君
だいぶ遅くなってしまったので頂上に滞在している時間もあまり無い。
コーヒー沸かす暇も無く、ドーナツなどを素早く食べて、すぐに下山準備である。

昼食と休憩で、ちょっと元気が出てきたので、ようやく山々を眺める余裕が出てきた。
たしかに当初の目論見通り「頂上からは、南東に田代山、帝釈山、女峰山、男体山。南に日光白根山。南西に燧ヶ岳、至仏山、平ヶ岳。西に中ノ岳、越後駒ヶ岳。北に丸山岳、会津朝日岳」が見渡せたのである。
が、「素晴らしい眺めに疲れも吹き飛んだ」というのは完全な美辞麗句であるが。。。
山頂から尾瀬方面のパノラマ
中門岳から越後三山方面
男体山 日光方面
平 ケ岳方面
燧ケ岳、至仏山方面
駒の小屋方面
前回来た時は、視界無し。頂上の印象も希薄である。
こんな良い山だったとは全く想像もできなかった。のは事実である。
燧ケ岳の勇姿
いつまでも見飽きない景色ではあるが、時は3時半に迫ろうとしている。
ぐずぐず遅れの私には、もう持ち時間は残されていない。
本日の日没時刻は、福島県標準で18時8分。
コースタイム通りに下ったとしても登山口に到着するのは6時半。日没後である。
久々のヘッドランプ下山になっちゃうなあ。
H君と私はひそかにヘッドランプをすぐ取り出せるように用意する。
ひとりHT君は「大丈夫、大丈夫、間に合いますよ」とか、のんきである。
さすがは、孤高の単独行者である。暗い夜道など屁でもないのであろう。
たぶん雪庇に向かってシッコしてる
駒ケ岳を振り返る
冬眠中の駒の小屋 HT君写す
孤高の単独行者
駒ケ岳への美しい雪の稜線

まあ、滑りたくなりますね。この直後に転ぶんだけど



下りも来た道を戻る。
私は古傷の右膝に負担の掛からないように、遅れ遅れになりながらも、まずまずの速さで降りることができた。

登山口まで2時間ちょいで、まだ明るい6時前には下山を終了する。
HT君の言うとおりヘッドランプは不要でありました。
下りは走る走る
道標はほぼ埋まっていた。まだゴールまで3kmもある
林道を下る
最後の谷通過 ここまでくればゴールはすぐそこ
ここが本日の終点です。
今回の反省点(言い訳)を揚げておこう。
1.季節柄、花粉が多く、外に出られずトレーニング不足であった。
2.風邪気味で鼻づまり気味で呼吸が苦しかった。
3.なかなか昼飯にならないので、腹ペコすぎた。
4.老齢化により体力がなくなって来た。

素直に、主たる原因は4.であると認めることにした。
また、翌週になり、疲労から風邪の悪化したため、会社を休み一日寝込むことになってしまったのである。
いずれにせよ、HT君とH君には大きな迷惑を掛けてしまった。

この「会津駒ケ岳山行」を最後に登山から引退することにしようかな。と考えている今日この頃である。
もう、だめポ。

<山行記録>
日程:2016年4月9日(土) 日帰り
同行者:Hさん、HTさん
天候:ほぼ晴れ

当初計画:無積雪期のコースタイム
駒ヶ岳登山口バス停(9:20)-会津駒ケ岳滝沢登山口(9:50)-水場(11:20)-駒の小屋(12:50)-会津駒ケ岳(13:10)-発(14:00)-駒の小屋(14:15)-水場(15:25)-会津駒ケ岳滝沢登山口(16:35)-会津駒ケ岳登山口バス停(16:55)
歩行時間:6時間55分

コースレコード:駒ヶ岳登山口バス停(9:20)-会津駒ケ岳滝沢登山口(9:48)-発(9:52)-水場(11:50)-発(11:57)-会津駒ケ岳(14:45)-発(15:20)-駒の小屋下(15:37)-水場(16:16)-発(16:22)ー会津駒ケ岳滝沢登山口(17:20)-会津駒ケ岳登山口バス停(17:51)

実歩行時間:7時間8分
綺麗な雪庇 HT君写