2010.8.8 【尾瀬 燧ケ岳山行】 今回も裏から攻める

この3年間で4回尾瀬には来ている。しかし、燧ケ岳は未登。

これまでは、尾瀬ヶ原、あやめ平、尾瀬沼、三条の滝、そして至仏山と尾瀬を巡って来た。
2008年6月に尾瀬沼を1周した時には、燧ケ岳がよく見えた。
その時は、まだ登山を再開したばかりだった。
白く残雪が残る燧ケ岳は、泰然と尾瀬沼を見下ろしていた。
尾瀬沼から燧ケ岳を望む 2008年6月1日
長蔵小屋の横に据えてある望遠鏡で燧ケ岳を見る。
頂上には多くの登山者がいた。
その時は、あの頂上には、到底登れないだろうなあと思った。


今回の山行もS君H君と3名のパーティで臨んだ。
今回の計画もS君のプランで、東北道を北上、会津高原を経由して御池に入り、御池登山口から一気に燧ケ岳を目指すというものだ。
尾瀬に入る方法は、鳩待峠や大清水から入るのが一般的だが、御池側から入山すると尾瀬沼や燧ケ岳への徒歩でのアプローチは短い。
ただし、御池自体は東京からはかなり遠い。
都内から車で300km弱の距離がある。前回尾瀬沼から三条ノ滝のコースを歩いた時も御池から入ったが、今回は8月の日曜日。ETC割引渋滞もまた懸念材料である。

燧ケ岳に登るには、長英新道、見晴新道、温泉小屋道、沼尻からの直登ルートなど、いろいろなルートがある。この御池からのルートは、尾瀬沼に寄らないためあまり人気のあるコースとは言えないが、樹林帯も短くコース全体に亘り景色が開け、高層湿原や池塘も多く、お花畑が広がるという素晴らしいルートである。

途中の湿原では、ミズバショウ、シャクナゲ、チングルマ、ワタスゲなどの花期の終わった群落が見られ、訪れる季節を合わせれば、また違った景色に出合える楽しみもあるコースでもある。

今はキンコウカが最盛期。
他にも多数の高山植物を楽しむことができ、まことに楽しいルートであった。
キンコウカが咲き誇る広沢田代
途中、広沢田代と熊沢田代という高層湿原を通過するが、その風景はまさに尾瀬ならではのものである。
それまでの急登を忘れさせてくれる別天地と言える。
広沢田代を行く
尾瀬には、数多くの田代が存在する。田代とは、湿原という意味だが、耕せば田んぼになるような土地なので、田の代わりになるというようなことらしい。
この田代に木道がある風景がまさに尾瀬の雰囲気であります。

また、熊沢湿原は、結構珍しい傾斜湿原(普通湿原は水平なのだが、ここは確かにかなりの勾配があります)であることでも有名で、また、名前が示す通り、本物の熊さんの通り道だそうです。

熊沢田代の池塘
燧ケ岳への登りは、登山口から入ると、いきなり急登(急なドロ道)→田代→急登(急なぬかるみ道)→田代→急登(急な岩礫道)そして、頂上という素晴らしい構成になっている。
もちろん、御池の標高1500mから頂上2356mまで標高差は800mもあり、決して楽な登山とはならない。
楽ではないんですが、急坂をあえぎあえぎ登って、もう駄目勘弁して!と思う頃にちょうど田代が現れ救われる。というなんとも素晴らしいルート構成になっております。また、既述の通り、あまり登山者も入らないコースなので、おすすめですよ。
東京を出るときは快晴だった空も、車で尾瀬に近づくにつれて、徐々に雲が増えてきた。
そして、御池に着いた頃は、天気は完全に曇りとなった。
こりゃあ頂上は、雲か霧の中?下手すりゃ降ってくるかも。と少々あきらめの気分。

しか~し、ドロ道の急登と闘い、ようやく広沢田代までたどりついた時、目指す燧ケ岳の稜線が見えてくる。
おお、なんと晴れているではないか。
頂上の稜線が見えてきた

これまで来た道を振り返る
快晴ではないもののくっきりと山容が見える。
雨男と呼ばれ、日本全国快晴でも私のいる所だけは雨が降る。と言われた私だが、最近は天気に恵まれて来たようだ。

とはいえ、午後には曇って来ることが予想されたので、山頂へ急ぐ。
なんとか晴天の間に頂上に到着。

燧ケ岳。
ウィキペディアによれば、
火口付近には柴安嵓(しばやすぐら2,356m)、俎嵓(まないたぐら2,346.0m)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークがある。
尾瀬ヶ原から見ると、左から柴安嵓、御池岳、赤ナグレ岳がよく見える。
登山道があって行くことのできるのは、柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳の3つである。
俎嵓には二等三角点「燧岳」がある。燧ヶ岳は、2,300m以上の山として日本で最も北に位置する。日本国内では、燧ヶ岳より北にそれより高い地点はない。

となっている。ちなみに嵓(くら)とは大きな岩のことであるらしい。

けどね。登ってみればわかるんですが、ピークは5つではなく、柴安嵓と俎嵓の双耳峰だと思いますよ。ツインピークスですよ。
加えて、正式な頂上は、ニ等三角点のある俎嵓ということになっていますが、それより10m高い柴安嵓が、もちろん我々の目標地点です。

俎嵓で小休止。眼下に尾瀬沼が広がる。ここから見ると意外に大きい湖である。
目を転じれば、柴安嵓の向こうには尾瀬ヶ原と至仏山が見える。
至仏もこの季節。ちょうど花が凄いだろうなあ。日本屈指の高山植物の宝庫。5月6月は高山植物保護のため登山禁止って山も他にはあまりないし。
ぜひ、花の最盛期の時期の至仏山にも登ってみたいものだ。

俎嵓から柴安嵓を望む 遠く至仏山も見える
俎嵓から尾瀬沼を望む
燧ヶ岳の最高点柴安嵓に向かう。
5分前に先行したジジババの団体がスタックしている。
下りも登りも結構急な岩場。お先にどうぞと言われてもそりゃ無理でしょ。おしゃべりしてないで早く登ってよ。
ともあれ、コースタイム通り20分で柴安嵓に到着。

結構急坂でしかもスタック
ガスが大分上がってきており、さっきまで見えた尾瀬ヶ原、至仏山は雲の中に。
昼食を取り、そろそろ下山という頃合いになり、やっと箱庭のような尾瀬ヶ原が見えてきた。

尾瀬ヶ原と至仏山
十分に休憩を取った後は、来た道を降りるだけ。
さあ、御池で冷えたコーラが待ってるぞ。
ガレ場をひたすら降る
往復で標高差1700mを日帰りで登り降りしたわけだが、前回の槍ヶ岳山行に比較し、より足には負担がかかったように感じた山行であった。 無事に御池に着いた時には結構ヘロヘロで疲労困憊。
疲れた顔も見せずに「下りはコースタイムより、大分早く着いたよ。」というS君の言葉がとてもうれしかった。

今回の山行を終わり、個人的には、尾瀬の大部分(登山禁止で道のない景鶴山もいつか行ってやる)を廻ったことになる訳だが、尾瀬はどのコースでも、どの季節でも、どんな天候でも、誰と行っても素晴らしいところであると再確認。

これからも、何度でも尾瀬には来たい。この次は、雪の季節か初夏に来たいなあ。

<山行記録>
日程:2010年8月8日(日) 日帰り

同行者:Sさん、Hさん

天候:晴れ時々薄曇り

当初計画:御池(9:30)-広沢田代(10:30)-熊沢田代(11:20)-俎ぐら(13:10)-燧ヶ岳(昼食)(13:30)-俎ぐら(14:40)-熊沢田代(15:50)-広沢田代(16:25)-御池(17:10)

コースレコード:御池(9:12)-広沢田代(9:57)-熊沢田代(10:49)-俎ぐら(12:02)-燧ヶ岳(昼食)(12:41)-俎ぐら(13:45)-熊沢田代(14:37)-広沢田代(15:18)-御池(15:57)

実歩行時間:5時間44分

2010.7.17~19 【北アルプス 槍ヶ岳山行】 遂に槍ヶ岳へ そして大キレットを覗く

7月18日のちょうどお昼頃に槍ヶ岳の山頂に着いた。

槍ヶ岳の頂上は、無論あの槍の穂先の部分である。
3180m。日本第5位の高峰。穂高岳と並ぶ北アルプスのシンボルである。
3080mの稜線上に、槍ヶ岳山荘が立ち、その横から槍の穂先に登る直登のルートが設けられている。標高差は約100m。鎖場あり、鉄ばしごありの岩場の急登だが、そのルートは数珠つなぎの状態。
槍の穂先へ最後の直登
山ボーイ風ヘタレ兄ちゃんが渋滞を巻き起こすアクシデントに遭いながらも、30分近くかかってようやく頂上に到着。
ついに、念願の槍ヶ岳の頂上に立った。
槍ヶ岳に立つ! 北アルプス北部方面
もう昼だというのに、ラッキーなことにまだ雲は上がって来ておらず、360度の展望は圧巻。
北アルプスの北部、立山そして剣岳まで眺望は広がる。思わずダブルVサイン!
表銀座方面を見る
穂高には雲が上がってきている
しばし、アルプス1万尺を堪能し、寒くなってきたので槍ヶ岳山荘まで退避。
本日の行程を終えた。

槍ヶ岳山荘前にて

振り返れば、昨18日早朝に家を出た頃は、まだ梅雨が終わっておらず、中央高速でもかなりの雨に降られ、周りの山は雲に覆われていたことが嘘のような好天に恵まれた山行となった。
朝9時半に新穂高温泉パーキングを出て、午後3時前に槍平小屋に到着。小屋に着いた直後、激しい夕立となるも濡れることなく、小屋で休むことができた。
今日は、槍平小屋を6時過ぎに出発、千丈乗越を経て槍ヶ岳まで登るというと、かなりきつい行程であった。
途中で見上げた槍の頂上は遠く、険しく、「ほんとに登れるのか~~?」と思ったことも多かったが、S君のコース設定は絶妙で、景色、花、休憩を巧みに配置してくれ、そのおかげでなんとか頂上を踏むことができた。
千丈乗越から槍を見上げる
かなりいいペースで登り、コースタイムより大分早く11時前に槍ヶ岳の稜線に出た。
槍ヶ岳山荘は混んでいたが、まあまあ快適。
夕飯前には、宿泊者ほぼ全員が、防寒着を着こみ山荘の外へ出て、素晴らしい夕焼けを堪能。
気温は10度前後まで下がっていたはずだが、風も無く、まさにアルペングリューエンであった!
槍の穂先に今日最後の夕日が

日が沈み夕闇が濃くなってきた
稜線で吹きさらしの山小屋も、今日は風も無く静かに更けていく。
明日も快晴だ!


明くる7月19日。本日が今回の山行の最終日。
なんと今日も朝から快晴だい。
当初の予定を変更し、大喰山から足を伸ばして、中岳、南岳を越えて、大キレットを覗いて帰ることにした。
2時間ほど行程は伸びるが、天気は良いし、私とH君の足の状態も悪くない。

夜明け 快晴 槍ヶ岳

3000m級の稜線の縦走。
これははっきり言って快感です。
しかもこのコースは、景色も最高、高山植物も最盛期、天気は快晴。
風は涼やかに吹き、稜線にはライチョウの親子まで登場。何も言うことはありません。

中岳から槍ヶ岳を振り返る

大した疲れも感じず、大喰山、中岳そして南岳を快適にピークハントしていく。
これまでの山行の中でも最高に近い縦走となった。

あの槍からここまで来たんだ

南岳小屋に到着。そばの展望台から大キレットを覗く。
さすがに凄い。ルートを目で追うが、これはなかなかのダンバイベッテキ(断崖絶壁)。
今日みたいな晴天の日にしか行きたくないですな。
傍らのH君「来年はここやろう!」 う~~ん。簡単に言わないで。
しかし、我々が立っているこの展望台自体も両側絶壁でかなりの迫力。
大キレット踏破は、これから1年間ゆっくり考えましょ。

大キレットを覗く

ついに最後のそして最大の懸案事項であった下り一本勝負の時が来た。
南岳小屋から、新穂高温泉のパーキングまでの標高差は約2000m。
個人的には登山再開後、最大の標高差を下るという大きなチャレンジであった。
右膝に爆弾を抱える私。両膝が痛むH君にとって下りは最大の難関。
途中にはガレ場もあり、また雪渓横断も待っている。ミゾウユウの2000m大下降だ!

雪渓を行く

へろへろになりながらも新穂高温泉パーキングに無事に着いた時には、「これで大丈夫。結構どこでも行けるじゃん」と、意味もなく喜ぶH君と私。
当然のごとくS君は、全く疲れも見せず、もうひと山ふた山は軽く登れそうな風であった。
くやしいがしかたがない。
当初の予定よりコースタイムでは、2時間ほど長いルートとなった訳だが、新穂高温泉パーキングには1時間ほどの遅れで午後4時過ぎには到着。

いずれにしろS君ありがとう!あなたのおかげで槍ヶ岳に登れたよ。
(内緒だけど、H君と私は本当はかなり不安だったのですよ)


次はどこに行く~ 尾瀬でも行こうか?? 
温泉にも入り、帰りの車の中ですっかり元気を取り戻したH君と私。
ニヤニヤ笑いながら黙って運転するS君もうれしそうだった。

槍ヶ岳の夕空
<山行記録>
日程:2010年7月17日(土)~19日(月) 2泊3日

同行者:Sさん、Hさん

天候:
17日:晴れ一時雨
18日:晴れ
19日:晴れ

当初計画:
17日:新穂高温泉P(10:10)-穂高平小屋(11:00)-白出沢出合(12:20)(昼食)-滝谷出合(14:50)-槍平小屋(16:00)
18日:槍平小屋(6:40)-千丈乗越分岐(9:10)-奥丸山分岐(10:00)-千丈乗越(10:00)-槍ヶ岳山荘(12:00)(昼食)-槍ヶ岳(13:30)-槍ヶ岳山荘(14:30)
19日:槍ヶ岳山荘(6:30)-大喰岳分岐(6:40)-大喰岳(6:55)-大喰岳分岐(7:20)-槍平小屋
(10:20)(昼食)-滝谷出合(12:10)-白出沢出合(13:20)-穂高平小屋(14:20)-新穂高温泉P(15:10)

コースレコード:
17日:新穂高温泉P(9:37)-穂高平小屋(10:31)-白出沢出合(11:33)-チビ谷(12:31)(昼食)-滝谷出合(13:42)-槍平小屋(14:49)
18日:槍平小屋(6:15)-千丈乗越分岐(8:14)-奥丸山分岐(8:41)-千丈乗越(9:06)-槍ヶ岳山荘(10:55)-槍ヶ岳(11:42)-槍ヶ岳山荘(12:22)(昼食)
19日:槍ヶ岳山荘(5:51)-大喰岳分岐(5:58)-大喰岳(6:16)-中岳(7:03)-水場(7:27)-天狗原分岐(8:03)-南岳(8:23)-南岳小屋(8:52)-雪渓トラバース(9:54)-槍平小屋(11:52)(昼食)-滝谷出合(13:43)-白出沢出合(14:49)-穂高平小屋(15:34)-新穂高温泉P(16:18)

実歩行時間:
17日:4時間5分
18日:5時間52分
19日:7時間23分

2010.6.20 【御座山山行】 石楠花咲く山路

御座山
何と読みますか おぐらさんと読めた人は山屋さんですね。
御座山(標高2112m)は、「佐久の幽巒」と呼ばれる西上州・佐久における最高峰である。
幽巒(ゆうらん)とは、深遠な山という意味です。
ざっくりいうと御座山は、昭和60年の日航機事故の御巣鷹山の隣の山である。
当初「御座山に墜落」という誤報が流れたこともあったそうだ。

さて、7月の槍ヶ岳山行の足慣らしとしてS君H君と3名で御座山に向かう。

梅雨のさなかでもあるが、今日は天候は曇り。頂上は見晴らしがいいということだが、今日は果たしてどうだろうか。

途中、標高1375mの日本の鉄道最高地点の小海線の野辺山-清里間の踏切を通る。
JR最高地点 1375m
ちょっと車を降りて記念撮影。
また、目的地が近くなり、御巣鷹山登山口を通過する。確かにここは山深く交通の便が悪い。
今でも御巣鷹山山頂への登山道はない。合掌

今回の御座山へのルートは、白岩登山口。
山あいの段々畑の奥にあるパーキングは3台分のスペースしかない。都内を5時に出てこのパーキングに着いたのが8時20分。どうにか1台分だけスペースがありほっとする。

8時30分に1467mの白岩登山口を出発。2112mの頂上までは650mの標高差2時間30分ほどの行程だ。

この山はシャクナゲとツツジの群落で有名だが、どちらもちょっと時期が遅いかと思っていたら、ヤマツツジがそこここに生えていて、なかなかの山路である。
ギンリョウソウ、マイズルソウ、コミヤマキンポウゲなども見つかる。

ヤマツツジの山路を行く

ギンリョウソウの群落がそこここに
良く探せば マイズルソウも
登山道も整備されまた勾配が均等なので歩きやすいしどんどん標高が稼げる。
山道の両側にシャクナゲの木が群落をなしているが、少し時季を逸したか。すでに枯れてしまっている。
せめて、もう1週間早ければと残念な思いがつのる。

御座山山頂が見えてくる
だが、標高を上げるにつれ、終わったばかりの花が現れ始め、2000mを超えたあたり、頂上付近の避難小屋の付近まで来ると、最盛期の群落を見ることができた。
期待しなかっただけに感激である。

アズマシャクナゲ2枚
11時05分。ほぼ予定通りに頂上に着いた。

頂上は割と広いが二つに分かれた大きな岩峰であり、移動にはちょっと注意を要す。
イワカガミ&コケモモの大群落が我々を迎えてくれる。
結構、高い山であることを実感しました。

コケモモ 最盛期
イワカガミの大群落だ
御座山頂上2112mにて
幸いにも眺望は良く。梅雨のこととて北アルプスは霞んでいたが、それでも眼前に八ヶ岳が広がり、金峰山、瑞牆山も良く見えた。

八ヶ岳 中核部
まあ、今日はこれで十分満足ですね。
石楠花咲く山路
昼食を取り来た道を降りる。帰りは1時間30分ほどで駐車場に到着。

往復で標高差1300mにしては、なかなか快適で快調に飛ばせた山行でありました。


新緑の山路を行く
<山行記録>
日程:2010年6月20日(日) 日帰り

同行者:Sさん、Hさん

天候:曇り

当初計画:白岩登山口(9:40)-長者の森分岐(10:30)-見晴台(11:10)-御座山(12:30)(昼
食)-見晴台(14:30)-長者の森分岐(15:00)-白岩登山口(15:20)

コースレコード:白岩登山口(8:22)-長者の森分岐(9:00)-見晴台(9:40)-御座山(11:05)(
昼食)-見晴台(12:41)-長者の森分岐(13:13)-白岩登山口(13:38)

実歩行時間:3時間19分

2010.5.29~30 【八ヶ岳 硫黄岳・天狗岳山行】久々の幕営

2010年の最初の山行は、なんと5月の末になってしまった。
しかも、今回は幕営で八ヶ岳だ。
八ヶ岳はその昔何度も通った山系だ。
昔はよく「またヤツに行くの~~?」と言われた私ですが、なんと30年ぶりに訪れることとなった。

当初計画したのは行者小屋から文三郎尾根を経て、赤岳というプランを考えていたのだが、残雪が多く、10本歯以上のアイゼン、ピッケル必携ということで断念。

オーレン小屋に幕営し、硫黄岳、天狗岳をピストンするプランに変更した。
今回はY君と二人での山行である。
自宅を5時に出発、中央道を経由して、桜平の駐車場に9時過ぎに到着。
八ヶ岳山麓のこのあたりはゴルフ場が乱立し、すこぶる不愉快だが、桜平までの道はなかなか迫力がある未舗装道路である。
桜平には、結構多くの車が駐車していたが、一番奥の駐車場に無事駐車。なんと言っても無料なのがうれしい。
桜平駐車場を出発
9時半に桜平を出発。夏沢鉱泉を経てオーレン小屋には11時には到着。
行程は短いが、久々の幕営のため荷物が重く、また今年初の山行のために結構疲労感があった。
オーレン小屋に着いた
オーレン小屋。この小屋にははじめて来たが、小屋も大きく綺麗で、水場もばっちり。一人1000円のサイト料もむべなるかな。
なんと温泉にも入れるという贅沢な仕様だ。

テントサイトもすぐ側にあり、サイトにはスノコまで用意されており、快適な設営が出来た。
4張りほど先行者がいたが、我々もベストの場所にテントを張ることができた。
快適なオーレーンサイト
12時30分。昼食を済ませ、サブザックを担ぎ、硫黄岳を目指す。
残雪の残る樹林帯をひたすら登る。雪が腐っておりなかなかの難路であったが、夏沢峠を経て、硫黄岳山頂2760mに14時半に到着。最後の登りは相当にきつかった。

残雪の道を進む

振り返れば天狗岳
広い山頂である。風も強く寒い。

硫黄岳の頂上は広い
天候はあまり良くないが、時折雲が切れ、横岳、赤岳、阿弥陀岳が見える。

赤岳方面には雲が上がっている
確かにまだ相当に残雪があるのがよく分かる。
この日も阿弥陀岳では、滑落事故が起きたとのこと。
コース変更は正解でした。
北に目を転じれば、明日行く予定の天狗岳がよく見える。
天狗岳双耳峰を望む
かなり寒いので早々に撤収。
オーレン小屋に帰着したのは15時40分であった。
この頃から天候が崩れ始め、雨が降り始める。
寒くなってきたので、取りあえずオーレン小屋のお風呂に入る。500円なり。
本日、小屋に宿泊している登山者はほとんどおらず、お風呂もガラガラで快適。
テントサイトも我々を入れて、7張りほど。翌週が八ヶ岳の山開きということで、静かな幕営が堪能できた。

2人では多すぎる夕食を食べて7:30には就寝準備。
この頃から雨脚は強くなり、雹か霰らしきものも混じり始める。
しかし、この日が初登場のモンベル・ステラは快適。雨粒ひとつ通さない。
中は暑いくらいだ。
シュラフに入り、あまりに暑いので、靴下を脱ぎ、ズボンを脱ぎしているうちに寝てしまった。
新調したエアマンもいい感じで朝までぐっすりだ。
しかし、後から聞いたのだが、Y君は寒くて寝られなかったらしい。
早く気付けば、ダウンでもシュラフでも貸してやったのに。
同じテントで寒すぎと暑すぎってこりゃどうなってんだ?

翌朝は4時半に起床。

雨も上がり、晴天。

朝起きたら 雨は止んでいた
ゆっくり朝食を食べて、荷物をテントにしまい、天狗岳に向けて出発。
箕冠山、根石岳を越えていくが、樹林帯の登山道は残雪が多く、かなりの難所であった。

腐った残雪は始末が悪い
根石岳の稜線を行く
それでも東天狗岳に9時に着いてしまった。

雲は多いが、昨日より天候は良く、硫黄岳や赤岳も良く見える。
頂上で休んでいると、しらびそ小屋だか本沢鉱泉のオヤジさん達が上がって来た。
いきなりビールを出して飲み始めたのにはびっくり。でも、どうやら来週の山開きを前に登山道のごみを拾って登って来たらしいんですけど。結構いい年なのにかなりお元気でした。
東天狗頂上より西天狗岳を望む
我々は寒くなって来たのと天候が悪化する兆しがあったので、西天狗岳への往復は中止し、早々に下山を開始する。
根石山荘のあたりはコマクサの群落になったいるが、季節が早すぎるので少し葉が出ているだけ。残念であった。
快適に稜線を飛ばす
残雪の残る山道を慎重に降りると、登って来た登山者に「オウレン見ましたか?」と聞かれる。
「えっ、見てません」と言うと、わざわざオウレンが咲いている所まで案内してくれた。
オーレン小屋の名前にもなっているオウレンだが、最近はあまり見られなくたってきているらしい。
小さい花であったが、ラッキーでした。
これが オウレンです!!
オーレン小屋まで戻り、昼飯を食べ、テントを撤収していると、オーレン小屋の親父さんが出てきて、やたら喋りまくる。話は、小屋の経営状況、最近は女子従業員が多いこと、さらには小屋の従業員の福利厚生にまで及んだ。
小屋前のテーブルでコーヒーを飲んで、オーレン小屋を後にする。
桜平登山口までは1時間ほどで到着。
 
桜平に到着
久々の幕営山行は、気分爽快であった。
また、今回は場所選びも来るタイミングも適切であった。
反省すべき点は、久々のキャンプということもあり装備過多、食料も多すぎ、その結果、結構な重量を担ぐことになってしまったことであろうか。
八ヶ岳よ。必ずまた来るから
<山行記録>
日程:2010年5月29日(土)~30日(日) 1泊2日

同行者:Yさん

天候:
29日:曇りのち雷雨
30日:晴れ時々曇り

当初計画:
29日:桜平(8:30)-夏沢鉱泉(9:30)-オーレン小屋(10:20)(昼食)-夏沢峠(12:20)-硫黄岳
(13:30)-夏沢峠(14:40)-オーレン小屋(15:05)
30日:オーレン小屋(6:30)-箕冠山(7:20)-根石岳(7:45)-東天狗岳(8:40)-西天狗岳
(9:20)-東天狗岳(10:00)-根石岳(10:25)-箕冠岳(10:45)-オーレン小屋(11:25)(昼食)-夏
沢鉱泉(13:30)-桜平(14:00)

コースレコード:
29日:桜平(8:30)-夏沢鉱泉(9:30)-オーレン小屋(10:20)(昼食)-夏沢峠(12:20)-硫黄岳
(13:30)-夏沢峠(14:40)-オーレン小屋(15:05)
30日:オーレン小屋(7:20)-箕冠山(8:05)-根石岳(8:30)-東天狗岳(9:05)-根石岳(10:10)-
箕冠岳(10:30)-オーレン小屋(11:00)(昼食)-夏沢鉱泉(13:25)-桜平(13:55)

実歩行時間:
29日:4時間5分
30日:4時間