何と読みますか おぐらさんと読めた人は山屋さんですね。
御座山(標高2112m)は、「佐久の幽巒」と呼ばれる西上州・佐久における最高峰である。
幽巒(ゆうらん)とは、深遠な山という意味です。
ざっくりいうと御座山は、昭和60年の日航機事故の御巣鷹山の隣の山である。
当初「御座山に墜落」という誤報が流れたこともあったそうだ。
さて、7月の槍ヶ岳山行の足慣らしとしてS君H君と3名で御座山に向かう。
梅雨のさなかでもあるが、今日は天候は曇り。頂上は見晴らしがいいということだが、今日は果たしてどうだろうか。
途中、標高1375mの日本の鉄道最高地点の小海線の野辺山-清里間の踏切を通る。
JR最高地点 1375m |
また、目的地が近くなり、御巣鷹山登山口を通過する。確かにここは山深く交通の便が悪い。
今でも御巣鷹山山頂への登山道はない。合掌
今回の御座山へのルートは、白岩登山口。
山あいの段々畑の奥にあるパーキングは3台分のスペースしかない。都内を5時に出てこのパーキングに着いたのが8時20分。どうにか1台分だけスペースがありほっとする。
8時30分に1467mの白岩登山口を出発。2112mの頂上までは650mの標高差2時間30分ほどの行程だ。
この山はシャクナゲとツツジの群落で有名だが、どちらもちょっと時期が遅いかと思っていたら、ヤマツツジがそこここに生えていて、なかなかの山路である。
ギンリョウソウ、マイズルソウ、コミヤマキンポウゲなども見つかる。
ヤマツツジの山路を行く |
ギンリョウソウの群落がそこここに |
良く探せば マイズルソウも |
山道の両側にシャクナゲの木が群落をなしているが、少し時季を逸したか。すでに枯れてしまっている。
せめて、もう1週間早ければと残念な思いがつのる。
御座山山頂が見えてくる |
期待しなかっただけに感激である。
アズマシャクナゲ2枚 |
頂上は割と広いが二つに分かれた大きな岩峰であり、移動にはちょっと注意を要す。
イワカガミ&コケモモの大群落が我々を迎えてくれる。
結構、高い山であることを実感しました。
コケモモ 最盛期 |
イワカガミの大群落だ |
御座山頂上2112mにて |
八ヶ岳 中核部 |
石楠花咲く山路 |
往復で標高差1300mにしては、なかなか快適で快調に飛ばせた山行でありました。
新緑の山路を行く |
日程:2010年6月20日(日) 日帰り
同行者:Sさん、Hさん
天候:曇り
当初計画:白岩登山口(9:40)-長者の森分岐(10:30)-見晴台(11:10)-御座山(12:30)(昼
食)-見晴台(14:30)-長者の森分岐(15:00)-白岩登山口(15:20)
コースレコード:白岩登山口(8:22)-長者の森分岐(9:00)-見晴台(9:40)-御座山(11:05)(
昼食)-見晴台(12:41)-長者の森分岐(13:13)-白岩登山口(13:38)
実歩行時間:3時間19分