2021.8.5 【八ヶ岳 編笠山 トレーニング山行】猛暑の1,000mゴン攻めはきつかったにゃ!

編笠山頂上の夏空
8月5日。
TOKYOオリンピック金メダルラッシュ&緊急事態宣言下であるが、夏合宿2021のためのトレーニング山行を実施した。
ちゃんとお目当て種目の試合日は避けてるのがえらい!
当初は谷川岳天神尾根を計画していたが、ロープウェイ(公共交通機関)を使うのは憚られるし、かと言って、西黒尾根を登るほどの根性はないし。
平日に登山口まで車で行って、登って帰ってきちゃえば、はっきり言って会社行くより安全安心ということで、公共交通機関を使わないで登れ、トレーニングにも好適の編笠山に計画を変更。

「編笠山(あみがさやま)は、八ヶ岳連峰の最南端に位置する標高2,524mの山。1964年に八ヶ岳中信高原国定公園に指定され、山梨百名山に選定されている。編笠を伏せたなだらかな山容が山名の由来とされ、山頂は森林限界のハイマツ帯で、北斜面などに大きな岩塊がある。西山麓に武田信玄が開設した「棒道」が残る。権現岳に向かう登山道上には「ノロシバ」と呼ばれる小ピークがあり、16世紀後半に高坂弾正が狼煙台を置いた場所とされている。」Wikipediaより抜粋
写真は全てクリックで拡大します
古くから登られている山であるが、標高は2,524mあり、登山口からざっと標高差は1,000m。
登山口の標高が1,580mなので暑さもそれほどではないだろう。

中央道小淵沢ICを降り、8時半に登山口のある観音平駐車場に到着。
ほぼ満車の観音平駐車場
予想に反し、平日にも関わらず駐車場はほぼ満車。どうにか駐車できるという状態であった。
天気はほぼ快晴。午後は雷雨の危険があるという夏空である。
久々の登山であり猛暑は避けたいところであるが、致し方ない。
本日の同行者は、またしても歩荷志願のSM君である。
トレーニング登山ということで、何が入っているのか知らないがでかいザックを背負っている。
さすがに歩荷志願兵である。
編笠山にGo!Go!
樹林帯を行く
歩き始めの10分くらいはかなり涼しく、快適であったが樹林帯の急登が続き、だんだんヘタレてくる。
暑さも堪えてくる。汗で帽子がびちょびちょである。
この日はこの夏1番の猛暑で、麓の北杜市も猛暑日となっていたのである。
ひたすら樹林帯を行く
水は2リットル以上持ってくるように指示しておいたが、2リットルのペットボトル直接飲んでるやついるし。
きっとあのザックには、2リットルが3本くらい入ってるのであろう。
安心して、自分のは飲んじゃおう。

今回は1,000mの標高差を3時間ほどで登るというコースで1時間ごとに休憩を取るという計画であったが、最後のワンピッチは長い長い。
ゴン攻めするしかないのであるが、単独行の女性登山者にも追い抜かれるという体たらく。
頂上直下でようやく森林限界を越え、岩場となる頃には息も絶え絶え。鬼あつ〜!
なんとか、編笠山山頂に到着し、昼食休憩とする。
編笠山山頂に到着
2524が壊れている(上の写真と比較)
頂上には1パーティがいるだけで彼らが下山してしまうと、我々だけの静かな山頂となった。
今日のランチ
この日はまずまず展望もよく、富士山や南アルプスも遠望でき、八ヶ岳核心部も眺めることができた。
この景色はやばくてはんぱないっす〜。
南アルプス方面を望む
甲府方面父方面
八ヶ岳核心部(左から阿弥陀岳、雲に隠れた赤岳、権現岳)
赤岳阿弥陀の稜線。主峰赤岳は姿を見せない。
奥秩父方面を望む
夏空の南アルプス
富士山もどうにか見える
登りで疲れ切ったのと当初の予定より先行しているし、他に誰もいないので、山頂でグダグタと過ごす。
1時間ほど経って新しく3人組のパーティが登ってきたので、ようやく下山とする。
帰りは青年小屋を経由し、観音平を目指すが、下りも長い。
下山中。権現岳が綺麗に見える
蓼科山も垣間見えた
八つ特有の溶岩地帯
青年小屋まで降りる
下りも樹林帯を行くが、よくこんなところを登ってきたものだ。
登りもきついが下りも辛い。
樹林帯を下る
ひたすら下る
富士山がくっきり見える
午後は雷雲が発生する可能性もあり、かなり雲が出てきて暗くなってきたが、なんとか降られずに観音平に到着。
ようやく登山口到着
本日の登山終了である。
満車であった駐車場の車はほとんど捌けていた。
SM君「みんな権現岳に行ってたんですかね〜〜ほとんど会わなかったし」私「そうかも」
あとで考えると、今回のルートは途中から周回コースとなっており、我々と同じルートの人は多かったが、みなさん出発時間が早かったので、タイミングよく出くわさずに済んだのであった。
遅めの出発も時には良いことがある。
おかげで感染の心配もない登山が満喫できたのである。

ちょっと残念だったのは、このルートでは、時期の問題もあるだろうが、それほど高山植物が咲いていなかったことであろうか。
ホタルブクロ
キバナヤマオダマキ



見るからに美味そうな毒キノコ
見るからに毒そうな毒キノコ
あれだけヘロヘロだったのにも関わらず、ビッタビタのコースタイム通りのレコードで、一安心。
夏合宿2021への希望を繋いだのである。しかし、帰宅後は最近にない筋肉痛で動けず、自宅待機でのオリンピック観戦が続き、せっかくのトレーニング山行もパーとなったのであった。

下山後、今回は温泉に入るのは取りやめ、小淵沢の安全対策ばっちりの店で焼肉をいただいて、安全安心に帰宅の途についたのである。
炭火焼肉 但馬家幸之助
<山行記録>
日程:2021年8月5日(木) 日帰り
同行者:SMさん
天候:晴れのち曇り

当初計画;観音平(9:20)-雲海展望台(10:20)-発(10:30)-押手川(11:20)-発(11:30)-編笠山(12:50)-(昼食)-発(13:30)-青年小屋(13:50)-発(14:00)-押手川(14:55)-発(15:00)-雲海展望台(15:40)-観音平(16:15)

コースレコード;観音平(8:50)-雲海展望台(9:40)-発(9:48)-休憩(10:25)-発(10:30)-押手川(10:37)-発(10:50)-休憩(11:22)-発(11:32)-編笠山(12:25)-(昼食)-発(13:35)-青年小屋(14:02)-休憩(15:00)-発(15:10)-押手川(15:15)-雲海展望台(15:50)-発(16:00)-観音平(16:35)

実歩行時間:5時間39分 (コースタイム:5時間40分)
編笠山山頂より、南アルプス方面を望む