緊急事態宣言もひと段落し、とりあえず感染拡大がおさまった頃、かねてより目をつけていた歩荷*候補生から連絡があった。
*歩荷(ボッカ)とは、荷物を背負って山越えをすること。 特に、山小屋などに荷揚げをすること。 また、それを職業とする人。
私はいつでも暇の身なので早速計画に取り掛かる。
が、この歩荷候補生。登山は素人の上に極度の高所恐怖症。素養は0に等しい。
とりあえず軽めの奥多摩三頭山にて、歩荷候補生試験をすることにした。
三頭山であれば、エスケープルートも多く安心登山も楽しめる。
写真はすべてクリックで拡大します |
歩荷候補生は、すでに1名確保しており、これを歩荷Aとしよう。
今日の同行者は、歩荷Bということで、BBと呼ぶことにする。
さて、11月に入り、紅葉前線もいよいよ関東近辺にも降りてきた。
奥多摩はすでにノリタマ状態であろう。
11月11日。快晴である。
BBと私は、都内を抜け、奥多摩を目指す。
8時頃には目的地である檜原都民の森駐車場に着きたい。
しか〜〜し、やたら工事中の箇所が多い上に、最後の都民の森へ進入路が通行止めとなっており、迂回を余儀なくされる。
周遊道路の展望台より奥多摩湖を望む |
なんと帰りのルートに予定していた奥多摩湖を周回して、目的地に向かう羽目に。
とんでもない遠回りである。
愛車のインターナビもマップ更新をしていないためか頼りない。買い替え時かいな。
奥多摩周遊道路はところどころ工事中ではあったが、快適なワインディングを楽しむことができた。
予定より1時間半ほど遅れて、目的地の都民の森駐車場に到着。
予想通り、平日であるにもかかわらずほぼ満車状態。
みんな紅葉狩りが好きなんだなあ。
今日のコースは時間はそれほど掛からないので問題なし。
さっそく出発する。
杉の樹林帯を抜けると落葉樹の稜線となり、快適な登山を楽しむ。
実歩行時間:2時間40分 (コースタイム:2時間30分)
紅葉の稜線を往く |
快調に登るBB |
御前山・大岳山の稜線 |
1時間半ほどで東峰の展望デッキにつくが、ここは大混雑。
展望デッキなのに展望は良くない。周りの木々が大きくなってしまったようだ。
BBは登りにちょっと苦戦したようなのでとりあえず休憩。
おにぎり食ってる山ガールを横目に我々は中央峰を目指す。
目指したら5分で到着。
本日の目的地に到着である。
雲取山方面 |
まずは景色を眺め、昼食とする。
2日前の荒天で富士山が綺麗に冠雪している。
雲取山の稜線もよく見える。
山頂風景 |
下りは沢筋をたどり、三頭大滝を目指す。
紅葉の山道を快調に降りていく。
下りでも谷側には寄らないBB |
ちょろちょろと多摩川源流 |
風情のある休憩所(AED完備) |
大滝観賞用吊橋が見える |
三頭大滝 吊橋から |
しか〜し、大滝の観覧用吊橋で、BBは鑑賞不能状態。
橋をちょっと渡ったところで、しゃがんだまま動かない。
そのまま放っておいたが、一向に動かないので、BBの滝の鑑賞は中止し、帰路につく。
ここからは整備された遊歩道になっており、街着の観光客もちらほら見える。
紅葉の秋の日を楽しみ、無事に駐車場に着いたのでした。
<山行記録>
日程:2021年11月11日(木) 日帰り
同行者:BBさん
天候:快晴
当初計画;檜原都民の森駐車場(8:30)-鞘口峠(9:00)-コマドリの路分岐(9:30)-発(9:40)-三頭山中央峰(10:10)-発(10:20)-西峰(10:25)-発(10:30)-ムシカリ峠(10:40)-三頭大滝(11:10)-発(11:20)-ケヤキ平(11:30)-駐車場(11:50)
同行者:BBさん
天候:快晴
当初計画;檜原都民の森駐車場(8:30)-鞘口峠(9:00)-コマドリの路分岐(9:30)-発(9:40)-三頭山中央峰(10:10)-発(10:20)-西峰(10:25)-発(10:30)-ムシカリ峠(10:40)-三頭大滝(11:10)-発(11:20)-ケヤキ平(11:30)-駐車場(11:50)
コースレコード;檜原都民の森駐車場(10:00)-鞘口峠(10:20)-コマドリの路分岐(10:45)-三頭山東峰(11:20)-発(11:30)-中央峰(11:35)-(昼食)-発(12:15)-ムシカリ峠(12:25)-三頭大滝(13:05)-発(13:15)-駐車場(13:40)
実歩行時間:2時間40分 (コースタイム:2時間30分)
ほぼ満車の駐車場(BB写) |