2023.2.24 【武甲山 杉多すぎ】奥武蔵の杉を見にいく!

削り取られた武甲山北側斜面
武甲山に行ってきた。
「武甲山は、埼玉県秩父地方の秩父市と横瀬町の境界に位置する山である。秩父盆地の南側にあり、標高は1,304メートル。日本二百名山の一つ。別名を秩父嶽、妙見山、武光山ともいう。固有種のチチブイワザクラをはじめ石灰岩地の高山植物が群生し、「武甲山石灰岩地特殊植物群落」として国指定の天然記念物となっている。
日本武尊が、自らの甲(かぶと)をこの山の岩室に奉納したという伝説が元禄時代の頃から定着したとされている。
北側斜面が石灰岩質であり、石灰岩の採掘が盛んに行われている。石灰岩採掘により山容の変化が著しく、旧山頂は既に失われている。またこれにより旧山頂にあった縄文時代から近代までにいたる歴史のあった信仰遺跡、巨岩群も消滅している。」Wikipediaより

1980年に旧山頂は、爆破で無くなりました。
現在の標高は1,304mですが、それまでは1,336mで360度の展望がある山だったようです。
今は見る影もありません。
写真はすべてクリックで拡大します
2月24日早朝。
ノーマルタイヤでギリギリ行けるところ。ということで、何度もその異容は見ているもののこれまで一度も登ったことのない武甲山へ向かう。
天気もギリギリ。北関東以外は雨模様である。
同行者はギリギリ専属歩荷のSM君である。
関越自動車道を降りて、秩父の横瀬町の大セメント工場群の敷地内を抜け、武甲山御嶽神社一の鳥居をくぐる。
武甲山登山口の駐車場である。
ここも秩父一帯の狼信仰を受けて、鳥居を守る狛犬は狼である。
狼狛犬 (横瀬町観光webサイトより拝借)
渋滞等もあり、ところどころ雪の残る駐車場に車を停めたのは10時前とかなり遅くなってしまった。
平日にもかかわらず、7,8台の車が駐車している。
杉の木の間に駐車し、出発だ。
御嶽神社一の鳥居駐車場に到着
なかなか良い駐車場
登りはじめは沢沿いの道で、営業していないカフェやらマス釣り場(養殖場?)などを越えていく。
天気も下り坂で、寒いのでとっとと歩く。
これが不動滝らしい
祠に安全登山祈願
沢も凍っている
しばらくすると杉の植林地帯に突入。
ここからはずっと杉林の中を行く。
頂上に着くまで、杉林をついに出なかった。
眺望も全くない杉林をひたすら歩く。
杉の樹林帯を往く
しばらく行くと先行するSM君が何やら小石を拾っている。
この石を頂上の武甲山御嶽神社に奉納するといいことがあるようだ。
私の分もSM君が拾ってくれる。ありがたいことだ。
小石の集積場
石灰岩の小石
さらに杉林を進む。
11時22分。大杉の広場に到着。
杉しかないのである。
ちょうど中間地点である
大杉多すぎ
花粉症の根源め!
さらに杉林を進むと鳥居が見えてきた。
頂上付近に到着したようだ。
最後まで杉林だ
武甲山御嶽神社に到着だ

武甲山御嶽神社に参詣後、傍にさっきの小石を奉納するSM君。
なんかちょっと違和感があるし、小石を調べてみると何やら変な字が書いてあるし。
怪しい〜〜〜〜感じ。

帰宅後に調べてみると、実は「千年万年プロジェクト」と名づけられた石積み事業であり、山頂の武甲山御嶽神社でお賽銭を納めると石灰岩の小石が頂けるので、帰りにその石を積む場所があの石積場だったのである。
で、積んで何をするのかというと、何年かかるかわからないが、最後はさざれ石になるように石を積んでいくという意味のわからないプロジェクトだったのである。
SM君は奉納どころか、さざれ石事業を妨害していた不貞の輩であったのだ。
もっとも、近いうちにセメント会社に重機で一掃されることは間違いないのである。
ぷぷぷぷぷ。
この石を頂いていくのが正解らしい
何やら不吉な文字が書かれた石もあった。
知らんけど。。。。
本当の山頂は、展望台付近にあるらしいが立ち入り禁止らしい。
神社を中心にして、この辺一体が頂上ということでよいらしい。
もっとも、本来の山頂は発破かけられて、あとかたもないのである。
取り急ぎ頂上展望台に向かう。
途中に鐘撞き堂があり、小石を奉納した専属歩荷は意気揚々とガンガン鐘をつきまくっていた。
鐘撞き堂
ガンガン撞きまくるSM君
頂上展望台に到着。
天気が悪いこともあるが、北側しか展望はない。
晴れていれば、浅間、赤城、筑波が見えるようである。
雪も残っており、寒い寒い。
柵の向こう側はセメント取りで抉られており、なんともはやである。
頂上展望台
金網の向こうに秩父の市街地が見える
やった〜登頂成功だ〜
いろいろ見えるらしい。
気温は5度だが寒い寒い
寒いのと雨が降ってきそうなのと何も見えないので、さくっと山頂は終了。
少し下ったところに、屋根付きの休憩所があり、風も入らず快適なので昼食。
なんかの石 (SM君写)
だいぶ空模様も悪くなってきた
今日のランチ
登りとは違うルートで下山する。
このルートのが道がいいので、下りは早い。
杉林なのは同じだが。
ぐんぐん降りてあっという間に駐車場まで到着。
2時過ぎには下山完了である。
駐車場に着いた頃にちょうど雨が降り始めたのでラッキー。
杉林を下りていく
あっという間に分岐に到着
最初から最後まで杉林だった
最後に一本橋を渡る
駐車場はもうすぐだ
無事登山終了
下りが異常に速かったので、遅い出発にもかかわらず、当初の予定時刻より早く下山でき、雨に降られずに済んだのは幸いであった。
また、この辺りも「クマに注意!」の看板があり、さらには「発破注意!」の立て札もある上に、花粉大量生産中の杉林登山でもあったが、ぬかるみに転ぶこともなく、小石のバチにも当たらず、無事に山行を終えることができ、オオカミ様に感謝である。
ただ、奥武蔵も奥多摩と同様、行くのなら暑くない時季を選ぶ必要があると再確認できた次第でありました。
結論;セメント採掘で全山吹っ飛ばされる前に行くことができて良かった。

<山行記録>
日程:2023年2月24日(金) 日帰り
同行者:SMさん
天候:曇りのち小雨

当初計画;御嶽神社一の鳥居駐車場(9:45)-持山寺跡コース分岐(10:15)-発(10:20)-武甲山(12:10)-(昼食)-発(12:40)-シラジクボ(13:20)-持山寺跡コース分岐(14:10)-発(14:20)-駐車場(14:45)

コースレコード;御嶽神社一の鳥居駐車場(10:05)-持山寺跡コース分岐(10:27)-不動滝(10:38)-発(10:43)-大杉(11:22)-武甲山(12:10)-(頂上散策・昼食)-発(13:00)-シラジクボ(13:20)-持山寺跡コース分岐10(13:55)-駐車場(14:10)

実歩行時間:3時間10分 (コースタイム:4時間15分)
横瀬町の道路から見る武甲山
もう、雨が降り始めている



2023.1.29 【扇山 富士見登山】計画通りなら楽勝だったはず!

快晴の扇山山頂より
たいへん遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
2023年の初登山である。
正月明けからの体調不良、天候不順などにより延び延びになっていたが、1月も終わろうとしている29日に中央線の大月近くの扇山に行ってきた。
SM君から誘いがあるも、折りからの寒波の襲来で、ノーマルタイヤで行けるところは丹沢、奥多摩、中央線の近場くらいしかない。
ということで、扇山である。
富士山の眺めがいいのも選択理由である。
大月市には「秀麗富嶽十二景」という富士山が綺麗に見える場所として12のビューポイントが設定されており、扇山もその一つである。

扇山は、山梨県大月市と上野原市の境にある山で標高は1138メートル。山梨百名山の一つ。西側の百蔵山、北側の権現山とをあわせて郡内三山と呼ばれているそうである。(だから、なんなんだ!)
写真はすべてクリックで拡大します
まあ、昨年の11月末から山から遠ざかっていたので、脚慣らしにもちょうど良い扇山である。
さっと登ってさっと帰ってこれそうである。
ということで、中央道を走り、談合坂SAで朝食。スマートIC出口から一般道に出て、登山口を目指す。
桂川ウエルネスパーク、なんちゃらゴルフ場(ゴルフ場に興味なし)を横目にちょっと凍結注意の山道を進み、梨の木平の駐車場になんなく到着。
午前8時45分と遅い到着にもかかわらず、車は他に2台しか駐車していない。ラッキー!
梨の木平駐車場(無料)
しかし、うっすらと雪の残る梨の木平の気温は氷点下7度であり、寒い寒い。
ここまでの道は、晴れてからからに乾いていたから滑らずに来られたが、ウェットだったら、まずノーマルタイヤでは無理であろうな。スタッドレス買おうかな〜。無論チェーンは携行しておりますよ。
天気は快晴だが、寒いので急いで準備して8時55分に出発。
ここもクマさんが出るのだ
快晴なのだ
山の神社に安全登山祈願
振り返ると富士山
山頂近くは軽く雪化粧
夏ならまず登らないであろう樹林帯を一気に登り、1時間半ほどで、扇山山頂に到着。
山頂には数人の登山者が休んでいた。
富士山の眺望は確かに良い。しばし休憩。昼飯にはまだ早すぎる。
扇山に到着
富士山が綺麗だ

ということで、扇山登山はこれにて終了。楽勝であった。

ここで、専属歩荷のSM君が「百蔵山まで行ってみましょう」と言い出す。
郡内三山の権現山が北に見え、百蔵山が西に見える。
どっちもどっちで、400m下り400m登り返すのは両山とも同じである。
計画段階では百蔵山から扇山縦走もありかなとは思っていたが、扇山から百蔵山はちょっと考えていなかった。結構シビアそう。
まあ、まだ時間も早いので行ってみることにするか。
このまま、ここから計画通りに降りちゃえば、お昼前には駐車場まで着いちゃうし。
扇山山頂
調子に乗る専属歩荷
で、百蔵山に向かいました。
しかし、これがなんと大変な難行苦行に。
とりあえず宮谷分岐という峠を目指したのですが、降りれど降りれどなかなかたどり着かず、もう1時間もかかって登山口くらいの標高まで下されちゃったのです。
そこが宮谷分岐でした。この時点でヘトヘト。
ここから百蔵山を登り返す精神力は私も専属歩荷にももはや残っていませんでした。
ということで、「もう宮谷を下っちゃえ、地図には載ってないが途中で駐車場までの道はあるだろう〜」
計画性のかけらもない迷走開始。
薄く雪の積もった稜線が続く
もう降りるしかない
もはや、登山道ではない林道をひた歩き、当然登山者は皆無。
遠くの方から聞こえていた猟銃の音がだんだん近づいてきます。撃ちまくっています。
猟犬の吠え声も大きくなってきます。
怖いので熊鈴をチリンチリン鳴らして進む専属歩荷のSM君。
するとオレンジのベストを着た人たちと猟犬に包囲されていました。
犬が「う〜〜〜う〜〜〜!」と唸る中、オレンジベストのおっさんに「鹿ですか?」と聞くと、「そうだべ〜。あっちのやつら撃ちまくってるけどなああ。」と猟銃を下に向けながら答えてくれました。
周りを見回すとあちこちにオレンジのチョッキが見えるので、やばかったやばかった。
追い込みの真ん中にSM君は入ってしまったのです。
チリンチリンと鈴鳴らしながら早足で逃げていくSM君でありました。
写真を撮ると撃たれるか食われるかしそうだったので、猟犬に囲まれたSM君の写真は撮れず。
大規模な猟犬飼育センター
ようやく高速道路の近くの集落まで降りましたが、駐車場までの近道は全くなく、ここから再び登りに入ります。
舗装路をテクテク登り、桂川ウェルネスパークの入り口に到着。
よれよれのSM君を見た、係のおじさんが、「どこまで行くんだべ〜。上の駐車場まで行くならパークの中通った方が全然早いっぺよ〜。しかしどっから来たんだ〜〜」と親切に教えてくれました。
で、桃太郎鬼退治イベントで盛り上がるパークを通り、とぼとぼと駐車場へ向かったのでした。
もう2時近くなっていたので、朝停まっていた2台は当然ながらいなくなっていました。
そして、ここまで何も食わずに来たので腹ペコです。
取り急ぎ車に乗り、鳥沢駅の近くに1軒だけある食堂でようやく昼ごはんを食べたのでした。
おすすめは、「仙人も食べた天丼」だそうですが、意味不明な上に大量大盛りなのでカツ丼にして正解。
仙人が天丼食うかよ〜〜〜
麓より扇山を望む
中央高速の側まで降りる
とても大きな公園です
園内には吊り橋も
まだまだ歩くよ車道を
ようやく駐車場に到着
浜田屋食堂のカツ丼。普通に美味い
本日は、扇山ということで昼には下山できる楽勝登山と完全に舐めていましたが、思いもかけずハードなロードワークとなってしまいました。
天気も良く、富士山もよく見え、専属歩荷も猟犬に食われずに無事下山できたので、まずは快適な本年初登山ということにしましょう。

<山行記録>
日程:2023年1月29日(日) 日帰り
同行者:SMさん
天候:快晴

当初計画;梨の木平駐車場(9:30)-大久保のコル(10:40)-発(10:50)-扇山(11:00)-発(11:20)-三境(11:40)-梨の木平駐車場(13:00)

コースレコード;梨の木平駐車場(8:55)-山の神社(9:30)-躑躅群生地分岐(9:50)-発(9:55)-扇山(10:25)-発(10:45)-宮谷分岐(11:45)-発(10:55)-大橋(12:50)-桂川ウエルネスパーク入口(13:00)-ウエルネスパーク駐車場(13:20)-梨の木平駐車場(13:45)

実歩行時間:4時間15分 (コースタイム:3時間50分)