2019.1.4 【日光の山 ソロ山行】冬しかできない禁断の1,200m直登!

山頂から日光白根山を望む
あけましておめでとうございます。
前方左が男体山
平成最後の年明けの4日。
意を決し、日光を目指す。
新春の一発目は、前々から狙っていた、冬の男体山。
写真はすべてクリックで拡大します
Wikipedeaによれば
「男体山は栃木県日光市にある標高2,486mの火山。山体は日光国立公園に属す。日本百名山のひとつ。日光二荒山神社の境内地で冬季入山禁止(霊峰男体山の登拝期間は、毎年5月5日から10月25日まで)。」となっている。

実際、ヤマレコなどでも積雪期の記録は極端に少ない。
冬は登ってはいけないのである。7回も祟りがあるのである。
まあ、富士山の冬季登山などと同様に法律で禁止されている訳ではないのですが。

ということで、真面目な会社員のH君に祟りがあると困るので、今回はソロである。

朝8時前。湖畔の県営駐車場に車を停める。
先行者は1台。
天気は快晴だが、駐車場の気温はマイナス6度。
ここからの標高差は1,200mほどなので、山頂はマイナス10度以下か。
入山厳禁の立て札
駐車場から樹林帯をトラバース気味に登山道まで行く。

しばらくすると林道となり、歩きやすい雪道を行く。
車道は歩きやすい
再び登山道に入る。
あとはほぼ直登である。
このあたりからはほぼ100%雪道となる。
気温が低いので、雪はサラサラで歩きにくい。
5合目の避難小屋で、アイゼンを装着する。
するとちょうど下山してくる人に出会う。
「この後も難所はないですけど、山頂は非常に寒いので、すぐ降りてきました!」とのこと。
結構、登山者入ってますね。
五合目の景色 下は中禅寺湖
今日は快晴 遠くまで見えます

ここまで、風も無く、暑いのに閉口していたのに「寒い!」だと?半信半疑。
まあ、この1,200mの直登は、夏では暑すぎて、とてもじゃないけど無理です。

ただ、後にも先にもこの人以外の登山者には出会わず。
結果的にはこの登山者が下山した後は、この日この山に入っているのは私だけとなった。
ソロなので影を撮る
頂上直下まで来てようやく森林限界を越える。
するとこれまで無風だった山は、烈風にさらされる。
寒い中をほぼコースタイム通りに頂上に到着。
これが山頂に立っております。
展望案内プレート 本日は役に立ちました
意外に時間が掛かり、もう1時近い。
頂上の神社にお参りする。
展望は360度。

ではあるが、風強く、めちゃくちゃ寒いので、写真を撮るのもやっとである。
早々に引き上げることにする。
富士山・中禅寺湖・浅間山方面
日光白根・尾瀬・谷川方面



八つ岳と浅間山

白いのが会津駒ケ岳
同じルートを下る。
今日はソロ登山、それに加え、先ほど会った人以外に登山者はいないので、慎重に下る。

山頂を振り返る

ここを降りていく

ひさしぶりに見たツララ
なんとか4合目まで下り、林道歩きとなった時には、正直ほっとする。
もちろん、麓の二荒山神社にきちんと安全登山のお礼をして帰りました。

駐車場に戻ったのは4時前。
私の車以外に駐車は無く、駐車料金310円を支払い、帰途に着いたのでした。

2019年の初登りは、久しぶりの登山だったこともあり、結構体力的にはきつかったのであるが、下山を抑え気味に下った割には夏山コースタイムの90%程度の時間であったので、まあ良しとしよう。
この山、夏は無理です。申し訳ありません。

なお、今のところ、祟りはありません。

<山行記録>
日程:2019年1月4日(金) 日帰り
同行者:ソロ
天候:快晴

当初計画:県営湖畔駐車場(8:00)-二荒山神社(8:15)-四合目(9:35)-発(9:45)-男体山山頂(12:15)-(昼食)-発(13:00)-四合目(14:40)-発(14:50)-二荒山神社(15:40)-県営湖畔駐車場(16:05) <無積雪期コースタイム>

コースレコード:県営湖畔駐車場(8:00)-二荒山神社(8:10)-四合目(9:08)-発(9:15)-五合目(9:33)-七合目(10:25)-(アイゼン装着)-発(10:45)-八合目(11:15)-九合目上(12:00)-(軽食)-発(12:15)-男体山山頂(12:38)-発(13:05)-八合目(13:38)-七合目(13:57)-五合目(14:28)-(アイゼン外し)-発(14:40)-四合目(14:50)-三合目(15:10)-二荒山神社(15:30)-県営湖畔駐車場(15:45)

実歩行時間:6時間13分 (コースタイム:6時間50分)