バイエルンアルプス (Bavarian Alps)の麓の街ガルミッシュ・パルテンキルヘン (Garmisch-Partenkirchen)を越え、オーストリアに入る。
ロイタッシュ (Leutasche オーストリア)に近年開設されたロイタッシュ・ガイスタークラム (Leutascher Geisterkramm)というハイキングコースを訪れた。
午後、まだ時間があったので、ミッテンヴァルト (Mittenwald ドイツ)の街へ一度降り、ロープウェイに乗り、2,244mの氷河駅(Bergstation)へ。
そばには西カウベンデル山(Westliche Karwendelspitze 2,384m)という岩峰が聳える。
この山頂付近をハイキング。
1日で渓谷と高山の両方を楽しめた豪華なトレッキングとなった。
朝、ミュンヘンの街を出て、アウトバーン95号線を南下する。
かなりの雲量ではあるが、まずまずの天気である。
ガルミッシュの街を抜け、山を分け入りオーストリア国境を越える。
以前は氷河だった渓谷にあるハイキングコースが今日の目的地ロイタッシュ・ガイスタークラムである。
渓谷に掛けられた桟道、吊り橋、草原、滝、樹林帯とスリルと変化に富んだハイキングコースである。
<午前の部 ロイタッシュ・ガイスタークラム>
9時過ぎに入り口付近を出発。
しばらくすると分岐となり渓谷添いのコースを選択。
1時間ほどはスリルの連続。
この形式の桟道は日本でも見かけるが、崖に直づけ、ベタばりというこれほどの規模のはお目に掛かったことがない。
渓谷に渡してある橋も同様の作りでスリリングなことこの上なし。
このコースが最近できたこともあり、それほどの危険を感じなかったが、いつかはこの橋は落ちる!と確信した。
スリリングな渓谷を抜け、山道を下る。
氷河が残っていた標識がところどころある。
最後の標識を見ると10年前くらいまでは最後の氷河が残っていた模様である。
もちろん今は影も形もありません。
山道を下り終えると一気に視界が開ける。コースの折り返し地点であるカフェ「Kiosk Mittenwald」に到着だ。
ここから渓谷を分け入る滝ツアーコースに入る。入場料2€(このハイキングコース自体はただである)を払い、渓谷に分け入る。
ここも崖に桟道という構成のコースであるが、なかなかの景観である。10分ほどで滝に到着。
水しぶきを浴びながら豪壮な滝を眺める。ここはお勧めです。
カフェまで戻り、帰りは樹林帯コースを選び、まずはレストランまで。
天気もいいので外のテーブルで昼食。
大きな犬がウェイターをしていました。
開けた草原の向こうに聳える岩峰。
雲が流れ時々その頂を隠すが、かなり天気は好転して来ている。
そこにかすかに見えるロープウェイ。あれは行けそうだ!!
食事を終え、山道を辿る。
新緑の山道を結構登り返すが、12時過ぎにはStart地点へ到着。
<午後の部 カウヴェンデル (Karwendel)>
ミッテンバルトの街でロープウェイの乗り場を探し、カウヴェンデル鉄道(Karwendelbahn)の谷駅(Talstation)の駐車場に到着したのは、12:30であった。
標高933mの谷駅から、一気に2,244mの氷河駅へ。
この山はここに来るまで名前も知らなかったのであるが、ロープウエィから見ると登山道も整備されており、かなり有名な山であると後に知った。
氷河駅に到着し、尾根道を登る。まだ雪をかぶっている箇所も多いが多くのトレッカーで賑わっている。ここから多くの登山道が出ているが核心部はまだ雪の中。
また、すごそばに聳える西カウベンデル山(Westliche Karwendelspitze 2,384m)にも、何人かが登っているが、完全にロッククライミングである。
Fixpointは、整備されているようだが、もちろん我々は眺めるだけである。
冠雪した峰々を縦走するルートもあるようだが、いずれもFerrataと記されている。
フェラータも憧れのワードではあります。
難易度はそうでもなさそうだが距離がかなり長そうである。
小高い稜線に出て、一休み。
少し雲が上がって来ているが、爽快なバイエルンアルプスの稜線であった。
森林限界超えの稜線フェチの私は大満足である。
雪が消えた岩々の間に多くの高山植物が咲いており、なかなかの見応えである。
しかし、多くの種類の花がありながら、ここでもエーデルワイスは発見できず。ちょい残念。
駅まで戻って、今度は430mもあるというトンネルに挑戦。
この山の反対側まで出るという。何のためのトンネルかちょっと首をひねるが、なかなか面白い。
結構、長い間トンネルを進む。そろそろ寒くなってくる頃にようやく出口到着。
反対側の景色を楽しみ、帰路に着く。
この日は、天気もまずまず良く、午前中は樹林帯と渓谷と滝を楽しみ、午後は高山と雪と花を楽しむという相当に贅沢なトッレキングを堪能できた充実した一日であった。
今日もご一緒させて頂いたU夫妻に感謝。
<山行記録>
ロイタッシュ (Leutasche オーストリア)に近年開設されたロイタッシュ・ガイスタークラム (Leutascher Geisterkramm)というハイキングコースを訪れた。
午後、まだ時間があったので、ミッテンヴァルト (Mittenwald ドイツ)の街へ一度降り、ロープウェイに乗り、2,244mの氷河駅(Bergstation)へ。
そばには西カウベンデル山(Westliche Karwendelspitze 2,384m)という岩峰が聳える。
この山頂付近をハイキング。
1日で渓谷と高山の両方を楽しめた豪華なトレッキングとなった。
位置関係マップ(クリックで拡大) 午前中はオーストリア、午後はドイツに居ました。 |
かなりの雲量ではあるが、まずまずの天気である。
ガルミッシュの街を抜け、山を分け入りオーストリア国境を越える。
以前は氷河だった渓谷にあるハイキングコースが今日の目的地ロイタッシュ・ガイスタークラムである。
渓谷に掛けられた桟道、吊り橋、草原、滝、樹林帯とスリルと変化に富んだハイキングコースである。
ロイタッシュ・ガイスタークラムのハイキングコース |
9時過ぎに入り口付近を出発。
しばらくすると分岐となり渓谷添いのコースを選択。
1時間ほどはスリルの連続。
この形式の桟道は日本でも見かけるが、崖に直づけ、ベタばりというこれほどの規模のはお目に掛かったことがない。
渓谷に渡してある橋も同様の作りでスリリングなことこの上なし。
このコースが最近できたこともあり、それほどの危険を感じなかったが、いつかはこの橋は落ちる!と確信した。
スリリングな渓谷を抜け、山道を下る。
氷河が残っていた標識がところどころある。
最後の標識を見ると10年前くらいまでは最後の氷河が残っていた模様である。
もちろん今は影も形もありません。
山道を下り終えると一気に視界が開ける。コースの折り返し地点であるカフェ「Kiosk Mittenwald」に到着だ。
ここから渓谷を分け入る滝ツアーコースに入る。入場料2€(このハイキングコース自体はただである)を払い、渓谷に分け入る。
ここも崖に桟道という構成のコースであるが、なかなかの景観である。10分ほどで滝に到着。
水しぶきを浴びながら豪壮な滝を眺める。ここはお勧めです。
カフェまで戻り、帰りは樹林帯コースを選び、まずはレストランまで。
天気もいいので外のテーブルで昼食。
大きな犬がウェイターをしていました。
ワンコ2匹がお出迎え |
雲が流れ時々その頂を隠すが、かなり天気は好転して来ている。
そこにかすかに見えるロープウェイ。あれは行けそうだ!!
食事を終え、山道を辿る。
新緑の山道を結構登り返すが、12時過ぎにはStart地点へ到着。
<午後の部 カウヴェンデル (Karwendel)>
ミッテンバルトの街でロープウェイの乗り場を探し、カウヴェンデル鉄道(Karwendelbahn)の谷駅(Talstation)の駐車場に到着したのは、12:30であった。
標高933mの谷駅から、一気に2,244mの氷河駅へ。
説明をロープウェイのパンフレットの地図 |
氷河駅に到着し、尾根道を登る。まだ雪をかぶっている箇所も多いが多くのトレッカーで賑わっている。ここから多くの登山道が出ているが核心部はまだ雪の中。
また、すごそばに聳える西カウベンデル山(Westliche Karwendelspitze 2,384m)にも、何人かが登っているが、完全にロッククライミングである。
Fixpointは、整備されているようだが、もちろん我々は眺めるだけである。
冠雪した峰々を縦走するルートもあるようだが、いずれもFerrataと記されている。
フェラータも憧れのワードではあります。
難易度はそうでもなさそうだが距離がかなり長そうである。
一人張り付いてます |
少し雲が上がって来ているが、爽快なバイエルンアルプスの稜線であった。
森林限界超えの稜線フェチの私は大満足である。
雪が消えた岩々の間に多くの高山植物が咲いており、なかなかの見応えである。
しかし、多くの種類の花がありながら、ここでもエーデルワイスは発見できず。ちょい残念。
駅まで戻って、今度は430mもあるというトンネルに挑戦。
この山の反対側まで出るという。何のためのトンネルかちょっと首をひねるが、なかなか面白い。
トンネルを抜けた反対側の展望 |
結構、長い間トンネルを進む。そろそろ寒くなってくる頃にようやく出口到着。
反対側の景色を楽しみ、帰路に着く。
この日は、天気もまずまず良く、午前中は樹林帯と渓谷と滝を楽しみ、午後は高山と雪と花を楽しむという相当に贅沢なトッレキングを堪能できた充実した一日であった。
今日もご一緒させて頂いたU夫妻に感謝。
<山行記録>
日程:2013年6月15日(土) 日帰り
同行者:Uさん夫妻
天候:晴れ時々曇り
コースレコード:
(1)Leutascher Geistenklamm着(9:00)-発(9:10)-Kiosk Mittenwald(10:20)-滝コース往復-Kiosk Mittenwald(10:35) -レストランgletscherschliff(10:50)-(昼食)-発(11:40)-Leutascher Geistenklamm着(12:20)
(2)Talstation着(12:30)-発(12:40)-Bergstation着(12:55)-発(13:05)-稜線(13:15)-発(13:20)-Bergstation(13:40)-トンネル出口着(13:50)-発(13:55)-Bergstation(14:05)-(休憩)-発(14:30)-Talstation着(14:45)
(1)Leutascher Geistenklamm着(9:00)-発(9:10)-Kiosk Mittenwald(10:20)-滝コース往復-Kiosk Mittenwald(10:35) -レストランgletscherschliff(10:50)-(昼食)-発(11:40)-Leutascher Geistenklamm着(12:20)
(2)Talstation着(12:30)-発(12:40)-Bergstation着(12:55)-発(13:05)-稜線(13:15)-発(13:20)-Bergstation(13:40)-トンネル出口着(13:50)-発(13:55)-Bergstation(14:05)-(休憩)-発(14:30)-Talstation着(14:45)