2011.5.4 【瑞牆山山行】 晴れ間を縫うも・・・

今年2回目の山行は、なんと5月のGWとなってしましました。
いろいろ事情があったとは言え、1月の岩殿山から約3カ月ぶり。
GWもなかなか天気が安定しない中、H君と相談しGW渋滞の間隙を突き、もっとも天気が良さそうな5月4日に決行。

目指すは瑞牆山。
Wikipediaによれば、瑞牆山(みずがきやま)は山梨県北杜市にある標高2,230mの山で、奥秩父の山域の主脈の一つ。旧須玉町域の最北部にあたる。「瑞牆」とは神社の周囲の垣根のこと。日本百名山のひとつ。

今回はシーズン初めの足慣らしと言うことで、行程は5時間。標高差は720m。


朝、5時に自宅を出発。思いのほか首都高速、中央道は空いており、双葉PAで朝飯を食べても8:00にはみずがき山荘前の駐車場に到着。須玉ICからのワインディングロードはなかなかの快感であった。

すでに駐車場は満車。林道の片側の駐車スペースになんとか場所を見つけて駐車。
みずがき山荘
準備を整え、8:20に登山開始。
落葉した林の中を快適に進む。
冬枯れの登山道を往く
9時過ぎには富士見平小屋に到着。休憩とする。
富士見平小屋に到着
無人であるが結構立派な小屋でトイレも完備されている。
大きな広場があり、休憩には絶好。
テントも20張りほど張られており、結構快適なサイトとなっている。
H君と幕営で金峰と瑞牆の両方やっちゃえば良かったねえとチョッと後悔。
快適そうな天場
ここからは天鳥川出会いまでしばし下り。
谷越えの登山道ではしかたがないものの、せっかく稼いだ高度を失うのはいつも悲しい感じがする。
途中で、目指す瑞牆山の絶好の撮影ポイントがある。
樹林帯が続く登山道で完全に山頂まで見えるのは、この1か所だけである。

登山道で瑞牆山の全貌が見えるのはここだけ
ここからはかなりの勾配のゴロゴロ岩道である。歩きにくいこと甚だしい。
数多くの奇岩や大岩が点在しており、登山を飽きさせない。
下山する数多くの登山者とすれ違う。彼らの約半数はアイゼンを装着している。
岩道でガチャガチャとうるさく歩きにくそう。こんなとこでアイゼンはいらんだろ。
稜線に出る
頂上直下で稜線に出る。
残雪が結構ある上に頂上へ続く、最後の登りが見える。
完全アイスバーンとなっており、ノーアイゼンの人は相当苦戦している。
前言を撤回し、軽アイゼンをすばやく装着。
アイゼン装着
ころころ転がる人々を尻目に、快適に頂上に到着。
到着時刻は11時18分。

頂上に到着
頂上は大混雑である。
天気は無風で上々なるも展望は実は今一。
金峰山や八ヶ岳や佐久方面は近いので一応クリアに見えるが、本来見えるべき浅間山や富士山は春霞に隠れてしまっている。南アは甲斐駒や鳳凰、主峰北岳が肉眼でかろうじて見える程度。
金峰山 五丈岩が見えます

南八ヶ岳全景

左が主峰の赤岳 右が横岳
どうやら、これは春霞ではなく、黄砂っぽい。5月2日に黄砂が大量に押し寄せて来たが、今日もその影響は甚大である。
南アルプス 北岳  (写真補正後)
風もなく温かいので1時間以上も頂上でお茶してしまいました。

後は来た道を下りるだけ。
登るときにはあまり注意しなかった奇岩を眺めながらの下山となる。
また、登山道一面は、アズマシャクナゲの群落で覆われていることに気づく。
満開の時は壮観であろう。今は大きくなったツボミだけ。2週間早いか?
犬君はアイゼンなしで下山
なんとか岩 
支える人
12時半に頂上を出て、登山口に戻って来たのが14:45。実歩行時間はコースタイム5:00のところを4:50。足慣らし山行としてはまずまずの出来か?
駐車場に戻る

あとは中央高速の渋滞に突っ込むだけだ~
渋滞予測は20kmとのことだが、遅くなるとどうなるか分からないので、増富ラジウム鉱泉入湯はパス。
途中の山道でツツジやコブシや桜などの花見をしながらのドライブを楽しみながら、帰路に着いたのでした。
シデコブシ

<山行記録>
日程:2011年5月3日(火) 日帰り

同行者:Hさん

天候:晴れ

当初計画:瑞牆山荘(8:30)-富士見平小屋(9:20)-天鳥川出合(10:00)-瑞牆山(昼食)(11:30)-天鳥川出合(13:30)-富士見平小屋(14:00)-瑞牆山荘(14:50)

コースレコード:瑞牆山荘(8:00)-富士見平小屋(9:08)-天鳥川出合(9:45)-小川山林道分岐(11:05)-瑞牆山(昼食)(11:18)-天鳥川出合(13:25)-富士見平小屋(13:43)-瑞牆山荘(14:45)

実歩行時間:4時間51分