2016/07/23

2016.7.23 【秋田駒ケ岳山行 東北遠征2日目の2】 圧巻の日光キスゲとみんな大好きチングルマ!

朝のうちに快晴の八幡平を楽しんだ我々は、本日二つ目の目的地である秋田駒ケ岳を目指す。
「アルパこまくさ」から秋田駒ケ岳を見る
秋田駒ケ岳から田沢湖を見る
秋田駒ヶ岳は、「秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町に跨る活火山である。十和田八幡平国立公園の南端。標高1,637m。全国に数多い駒ヶ岳のなかで最も高山植物の豊富な山としても知られる。
駒ヶ岳は、十和田八幡平国立公園の南端にある秋田県第一の高峰である(最高地点は鳥海山山腹)。山頂部には北東-南西方向に2つのカルデラが並び、本峰の男岳(おだけ、1,623m)や火口丘の女岳(めだけ、1,512m)、寄生火山の男女岳(おなめだけ、女目岳とも書く、1,637m)からなる。各地の駒ヶ岳と区別するために秋田駒ヶ岳と呼ばれ、地元では「秋田駒」とも呼ばれる。昔は女人禁制の信仰の山であった。」Wikipediaより
写真はすべてクリックで拡大します
八幡平から田沢湖方面に向かい、駒ケ岳八合目行きシャトルバスの停留所である「アルパこまくさ」に到着したのは、11時半。
「アルパこまくさ」 展望露天風呂である
次の駒ケ岳八合目行きのバスは12:22発である。
「アルパこまくさ」の実態は田沢湖展望露天風呂である。
当然、レストランが付属しています。展望露天風呂に入る時間はないが、昼食の時間は純分あるので、本日の昼食は「天ぷら稲庭うどん」。
山のランチにはあるまじき豪華さ
12:22時間どおり、バスは八合目に向けて出発。
もうこの時間なので、我々のほかには2組ほどのハイカーが乗っただけ。
高原バスは行く。
狭く曲がりくねった道を25分ほど登り、八合目に到着。
バス停には登山を終えた人たちが多く帰りのバスを待ってた。
八合目下りバス停 大勢の登山客が
夏空の駒ケ岳八合目
我々も早速登山開始。12:50である。
夏山は早立ちに限る。午前中快晴でも午後になるとたいてい雲が湧く。
今日も少しだが雲が湧き始めている。
秋田駒ケ岳は活火山である
まだまだ夏山ジョイのお天気だ。
さすがは「花の百名山」である。登山開始するとすぐに花の道である。
秋田駒ケ岳は、数百種類(実数不明)の高山植物が季節ごとに咲くことでも有名であり、秋田駒ヶ岳高山植物帯として国の天然記念物に指定されているほどである。
ヤマハハコ
ハクサンシャクナゲ
オトギリソウ
タテヤマリンドウ
ハクサンシャジン
ミヤマダイコンソウ
ニッコウキスゲ
登山道も整備されており、シャトルバスで樹林帯も突破してしまっているので、展望も良い。
登山する時間帯も普通とは大分ずれているので、会う人もまばらな静かな山行を楽しむ。
キスゲ咲く快適な登山道を行く
登山道から田沢湖を見る
頂上が見えてきた
ニッコウキスゲ
ウサギギク
ヨツバシオガマ
40分ほども歩くともう秋田駒ケ岳の核心部とも言える阿弥陀池に到着だ。
秋田駒ケ岳の峰々(男岳、女岳、男女岳、横岳)に囲まれた
阿弥陀池から見る男岳
ここもキスゲの群落だ
まずは男岳を目指す
まずは本峰とされる男岳(1,623m)を目指す。
秋田駒の最高峰男女岳
少し雲が沸いてきたかな
15分ほどで山頂に着くが、大分雲が上がってきており、遠望は得られないが、秋田駒ケ岳周辺の景色を楽しむことができた。
男岳山頂に到着
雲が沸いてきているのに気づかない
10分ほども山頂にいただろうか、次の行程を急ぐことにする。
登ってきた山道を下るが、そこここに高山植物が咲き、快適な下り道である。
ハクサンシャジン
奇麗なシロバナトウウチソウ
これもシロバナトウウチソウ
幾何学的ヤマハハコ
エゾシオガマ
タカネアオヤギソウ
雲に呑まれゆく阿弥陀池
横岳も雲の中に

そして、
ニッコウキスゲの大群落が我々を待ち構えていた。
関東では日光の霧降高原の群落が有名ですが、そんなもんは比較にならん状態でした。
では、ニッコウキスゲをお楽しみください。
下までずっとニッコウキスゲであります





キスゲを撮る人々
 次は横岳を目指すが、ニッコウキスゲに時間を費やしたことに加え、天候が悪化してきて横岳に登っても展望がないこと、また帰りのシャトルの時間も気になるので、分岐地点で阿弥陀池に降りることにする。
エゾツツジ
ハクサンフウロ
オニアザミ
稜線を往く岳人
岩に取り付く岳人
なんとか登ってくる暇人
なんとガスの中に入ってしまった楽人
ここにて横岳登頂を断念する
もう、この阿弥陀池のある1,500m地帯まで完全に雲の中に入ってしまった。
雲迫る阿弥陀池
阿弥陀池避難小屋に避難する?登山者
時刻は午後3時。
シャトルの最終便は17:00。我々に残された時間は多くない。
早いところ、秋田駒ケ岳最高峰の男女岳(おなめだけ 1,637m)に登ってしまう必要がある。
登り20分下り15分の標準タイムを12分、8分で駆け上り降りる。
山頂では展望も無く、登頂記念写真を撮って10分ほどの滞在であった。
秋田駒ケ岳 完踏!
もう雲の中である
秋田駒ケ岳登頂を喜ぶ
残り時間は1時間半。
登ってきた山道を引き返すのが常套である。
が、我々は常に未知の世界を目指すのである。
「山と高原地図」に点線でプロットされている旧道(危険マーク・一部崩落あり要注意)を通り、八合目まで戻ることにする。
実際に登山道にも「旧道(歩道荒廃)・自信のない人は行っちゃだめよ」みたいな看板が立ててあった。
馬鹿である。が、これがまたまた大正解。
阿弥陀池から旧道方面に進むとなんと今度は「みんな大好きチングルマ」の大群落に遭遇。
みんな大好きチングルマ





花穂エリアに入る


一応、秋田駒にはチングルマが咲いているとは知っていたが、これほどとは。。。
面白いことに花の最盛期のエリアのすぐ横には、花穂エリアもあり。
またまた、ここで時間を費やすことに。。
霧に咽ぶ旧道を急ぐ
ウゴアザミ
アオノツガザクラ
ウメバチソウ
旧道はバリエーションがあり、危険と思われる箇所は2箇所ほどありましたが、なかなか楽しめる登山道でした。
旧道を往く岳人



往路とは全く違う景色を見せてくれた
コースタイムは1時間とあるところを30分ほどで駆け下り、最終(17:00)の1本前の16:25発のシャトルに乗り込むことが出来ました。
しかし、シャトルバスの最終時間に制約を受ける山行はあまり面白くない。
ついつい残り時間を気にしてしまい、せわしなさが残った。
もっとも、山頂から2時間ほど山道を歩けば麓に下りられるのではあるが。
登山口に到着
本日の宿は秋田駒ケ岳山麓の田沢湖高原の温泉旅館を取っており、「アルパこまくさ」で一汗流す必要も無く、5時にはチェックインをしたのでした。

当初、日本百名湯の雄である「乳頭温泉」に宿泊する計画をしていたが、夏休みの土日はどこも満室でした。
とはいえ、露天風呂は檜風呂と岩風呂の2種類も入ることができ、泉質は「乳頭温泉」と同質とのことで、料理も質が高く、満足度の高い旅館でありました。

本日の総括;
秋田駒ケ岳は、想像していた以上にとても良い山であった。
山容、景色、高山植物、登山道の楽しさ、どれも一級品である。
しかも、八合目までシャトルバスで行けてしまう利便性も兼ね備えている。
もちろん、シャトルを使わない登山道も数多く存在する。
今回は時間的制約もあり、中核部をつまみ食いするような山行となってしまったが、また来ることがあれば、ゆっくり時間をかけて周遊したい山のひとつであります。

秋田駒ケ岳は、日本二百名山であり、百名山からは漏れてしまっている。
深田久弥先生が、原則のひとつとした「2,000m以上の山であること」から外れていることもその要因であろうが、この地域に4つもの百名山を設定することに、ためらいがあったのかも知れません。(大きな声では言えないが、個人的には八幡平と入れ替えて!と言いたい)
なんでも、深田先生も「百名山から外したのは後悔している」と言ったとか言わなかったとか。

さて、明日の「早池峰山」。天気が保ってくれれば良いのであるが。
夕食時、旅館からの日本海の方を眺む
左奥には鳥海山が見える
<山行記録>
日程:2016年7月23日(土) 日帰り
同行者:Hさん
天候:晴れのち霧の中

当初計画:八合目登山口(13:00)-阿弥陀池(14:00)-発(14:10)-秋田駒ケ岳・男女岳(14:20)-発(14:30)-阿弥陀岳避難小屋(14:45)-八合目登山口(15:25)

コースレコード:アルパこまくさバス停(12:22)-(シャトルバス)-八合目登山口(12:45)-発(12:50)-片倉岳付近(13:29)-発(13:35)-阿弥陀池(13:45)-男岳鞍部(13:50)-男岳(14:03)-発(14:15)-男岳鞍部(14:33)-横岳分岐(14:55)-阿弥陀池避難小屋(15:03)-秋田駒ケ岳・男女岳(15:15)-発(15:25)-阿弥陀岳避難小屋(15:33)-(旧道)-八合目登山(16:15)

実歩行時間:2時間58分
ニッコウキスゲの大群落 男岳の鞍部より

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