八甲田大岳登山を終え、酸ヶ湯温泉で汗を流し終わったがまだ午後2時前。
東京行きの飛行機は、20:25の最終を予約してあるので、まだまだ時間がある。
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七沼で一番大きい蔦沼 |
そこで、山仲間のHT君(今回は同行していない)から推薦された「蔦温泉」にあるハイキングコースを訪れることにした。
蔦温泉の近くに「蔦の七沼」と称される湖沼群が点在しており、ハイキングコースが整備されている。
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酸ヶ湯温泉から、八甲田・十和田ゴールドラインを通り、車で30分で蔦温泉に到着。
ここも酸ヶ湯と同様、一軒宿だが立派な温泉場である。
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蔦温泉旅館 |
駐車場に車をとめるが、ちょうど多くのハイカーが戻ってくるところであった。
服装や顔を見ると結構、ちゃんとハイクをしてきたようだ。
調べてみると、蔦七沼のうち6沼を巡るコースが1時間半程度、7沼を完踏するためには、ひとつだけ離れている赤沼まで行く必要があり、片道2時間の行程となる。
我々は、もうすっかり登山気分は抜けてしまっているし、登山装備もトランクの中である。
ビジターセンターまで行くと、蔦沼までは道が整備されており、車椅子でも行かれると書いてある。
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整備された散歩道 |
とりあえず蔦沼までは行ってみて、残るコースも楽そうであれば、お気楽に6沼を周回してくることにする。もう、温泉に入ってしまったので、汗をかくのは勘弁なのである。
結局、蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、瓢箪沼の6沼周遊コースを汗をかかない様に巡ってきたが、昨日の岩木山登山より、歩行時間は長かった次第である。
コース自体は、一部登り下りはあるが、ほぼ平坦できちんと整備されていて歩き安い。
ほぼ全コース森林の中であり、展望はない。
また、沼も6つも見るとどれがどれだか、記憶も曖昧であるが、山野草も多く生えており、「森と沼のハイキング」としては、なかなか楽しめるコースであった。
コースに沿って写真を掲載しておこう。
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途中の渓流 |
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蔦沼 |
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整備されている |
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鏡沼 |
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鏡沼 |
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滝もあります |
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ブナの原生林 |
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月沼 |
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月沼 |
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長沼 |
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長沼のアズマヤへの階段 |
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長沼 |
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菅沼 |
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クマはともかく野犬にも注意なのだ |
以下は、途中で出会った山野草の数々。
今回は花の名前を特定するのとても難しく苦戦しました。
一応、分かる範囲で記載しましたが、全く自信がありません。
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タニウツギ |
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テンニンソウ? |
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マイズルソウ |
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ヤマオダマキ |
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ユキザサ |
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ミヤマハコベ |
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カラマツソウ |
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ヒトツバショウマ? |
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ホウチャクソウの蕾 |
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マユミの花 |
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シダ(種類はわかりま10) |
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クリンソウ |
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スミレ(普通種) |
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キランソウ(園芸種) |
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センダイハギ |
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レンゲツツジ |
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ヒメネズミ |
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タイサンボク |
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トチの花 |
蔦温泉に戻ってきたのが午後4時前。
蔦温泉には入らずに車に乗り込む。
さて、奥入瀬渓流と十和田湖を廻って、青森空港まで車を走らせる時刻である。
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奥入瀬渓流 |
帰って来てから調べて分かったことであるが、我々の歩いたコースには、「蔦の森と沼めぐりガイドツアー」も設定されており、行程:約2.9km、所要時間:約1時間半、料金:1グループ6,000円ということであった。
山野草や沼の解説をきちんと聞くには、ガイドツアーも良かったかも知れない。
余談ではあるが、蔦温泉は「日本百名湯」にも選ばれている。
「日本百なんちゃら」にもいろいろあるが、今回の1泊2日の山旅では日本百名山2つ(岩木山・八甲田山)、日本百名城1つ(弘前城)、日本百名湯1.5(酸ヶ湯、蔦温泉は入湯しなかったので0.5)を訪問した。
今後もこの「日本百名セット」を追いかけて行くことになりそうである。
<山行記録>
日程:2016年5月29日(日) 日帰り
同行者:Hさん
天候:晴れ時々薄曇り
当初計画:蔦温泉(14:30)-赤沼分岐(14:50)-菅沼分岐(15:20)-菅沼(15:25)-発(15:35)-菅沼分岐(15:45)-蔦温泉(15:55)
コースレコード:蔦温泉(14:13)-蔦沼(14:20)赤沼分岐(14:41)-菅沼分岐(15:20)-菅沼(15:25)-発(15:30)-菅沼分岐(15:37)-蔦温泉(15:42)
実歩行時間;1時間24分
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十和田湖に日が落ちる |